「主人公はフェルン」【アニメと漫画と暮らしの日記】

9月25日(月曜日)

 午前2時起床。モーニングルーティーンのあとで、仕送りが振り込まれているのを確認し、コンビニのATMが利用可能になるまでの時間、近くの公園を散策して過ごすことにする。
 湖のほとりを歩いていると段々と夜が明ける。公園にたどり着けば日の出で、ウォーキングやジョギングに勤しむ人たちも散見される。階段を上がって湖畔の石ベンチに座り、飛ぶ鳥を眼で追っていく。スマートフォンに母からの着信があり、今後のことについて話す。
 ラジオ体操の音が鳴り響くと、雲行きが怪しくなってきた。小雨に降られる。Yahoo天気の役立たず……悪態をつきながら屋根のある場所で小雨をしのぎ、それからATM利用可能時刻の近づくコンビニへと歩き出す。
 駅前ベーカリーが定刻の2分遅れで開店する。最初の客が私だ。ソーセージドッグを咥えながら手持ちの本をパラパラめくるが、1時間弱で座り込みにも限界が来る。座り込み粘ることが出来ず、ベーカリーを出て駅前通りを直進していく。それからは街を彷徨うばかり。自転車通学の高校生に怯えながらやり過ごし、ぐんぐん旧市街を歩み進んで行けば、やがてスターバックスコーヒーの緑色の看板が見えてくる。
 アイスコーヒートールサイズ。グラス提供でストローは無いが、瞬時に飲み終える。併設のTSUTAYAの開店が近づく。

× × ×

『葬送のフリーレン』
 ドイツ語に由来すると思われる人物名・用語名が沢山ある。ただ、ドイツ語を知っていないと気付けないかもしれない。
 主人公はフリーレンということになっているが、明らかに主人公色が強いのはフェルンのほうでしょう。

 10巻まで読んでみて感じたこと3つ。
 第1に、思ったより1話完結のエピソードが多い。もっとストーリー漫画ストーリー漫画していると思っていた。第2に、思ったよりコミカルな描写が多い。フリーレンやシュタルクがしょんぼりとしていたりとか、フェルンがむ〜っと不機嫌な顔になったりとか、そういう描写。第3に、思ったより日常系作品チックで、淡々としている。もちろんグロテスク描写もあるが、作品に通底する空気のようなものがなんだか穏やかで静かだ。

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