「『ドカベン』第31巻の錯覚」【アニメと漫画と暮らしの日記】
4月27日(土曜日)
開館待ちをして図書館に入った。
『源氏物語』の「藤裏葉(ふじのうらば)」をほんの少しだけ読み進め、村上春樹の『国境の南、太陽の西』を一節(いっせつ)読んだ。与謝蕪村の句集を読み、吉本隆明の分厚い評論を読み始めた。源実朝の『金槐和歌集』を読み、清沢満之がエピクテトスについて書いた文章を読んだ。
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キッチンカーで焼きそばを買い、キンキンに冷えたコーラも買い、まだ日の高い時刻のアーケード下で食べて飲んだ。
一旦MMに入る。まだ下半分しか読めていなかった今週号の「週刊少年ジャンプ」を読み切った。『アオのハコ』の第1巻と第2巻を読んだ。千夏先輩の描き方が何だか幼かった。
『アオのハコ』の単行本をテーブルに置き、水島新司作品でビッシリの棚を見てみた。
『野球狂の詩』講談社コミックス第1巻。初版。260ページ近くある。
待てよと思って『ドカベン』の棚を見てみた。少年チャンピオン・コミックス『ドカベン』第31巻を抜き出してみる。
ご存知の方も少なくないように『ドカベン』の第31巻は他の巻と比べてひときわページ数が多い。
『同時代の漫画単行本としては比類なき程の分厚さ』
だと思っていた。小学生の時から25年以上信じ続けていた。
ところが、『ドカベン』第31巻は思ったより『薄く』、260ページ程度であり、講談社コミックス『野球狂の詩』第1巻と同じくらいの長さしか無かったのだ。
つまり、70年代の少年漫画の分厚い単行本は『ドカベン』31巻だけでは無かったのである。しかも、『ドカベン』31巻と同程度の分厚さの漫画単行本が他にもあったのである。
ただ、小学生の頃は300ページ以上のボリュームのように思っていた。『ドカベン』31巻の実際のページ数は260ページ程に過ぎない。それでも300ページ以上のボリュームだと錯覚していたし、今でも錯覚し続けている。
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空が次第に暗くなっていく屋台村でカラオケ大会をBGMにひたすら飲み食いする。財布がどんどん軽くなっていく。
ホルモン焼きを食い、ノンアルコールビールを飲む。唐揚げを食い、自販機で買った麦茶を飲む。
アニメソング関連では『ギルティクラウン』のオープニングテーマと『スペースコブラ』のオープニングテーマがカラオケ大会で歌われ、虹のように光る電飾のアーケードに谺(こだま)する。
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本日の食事中アニメ
・なし
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