「蕎麦の温(ぬく)み」【アニメと漫画と暮らしの日記】

10月2日(月曜日)

 午前4時起床。ベッドに座り少しの間ボンヤリとしたあと、スケジュールをおぼろげに考えて風呂を沸かす。入浴して、コーヒーを飲んで、ブログを更新して、ブログの下書きを作って、髭を雑に剃って、それから朝の街に飛び出してゆく。
 朝の街は涼しい。吉野家に入る。朝牛セットを食う。割引券をもらう。スターバックスコーヒーへと突き進む。開店5分前に到着する。一番客としてホットコーヒーを注文して、読書をして併設のTSUTAYA開店を待つ。といっても、TSUTAYAに特に用事も無いのだが。
 TSUTAYAでトイレを借り、まっすぐな道をひたすら歩いてMMへ。月曜日ということで、先週発売の週刊少年ジャンプを通読する。そしてそれから『うちの会社の小さい先輩の話』という先頃アニメ化されたややこしいタイトルのショートコメディ漫画の第1巻に眼を通す。先週号のジャンプの新連載がフィギュアスケート漫画だったので、フィギュアつながりで超話題作の『メダリスト』という漫画の単行本に手が伸びかけたが、眼と背中がかなり疲れていた。

10月3日(火曜日)

「週刊少年マガジン」第43号を読む。『KIMURA×CLASS』『兎山高校2年1組!!』がドベのほうに載っている。最後尾に載っている『不滅のあなたへ』を勘定に入れないならば、「どん尻(じり)」同様である。連載の行く末は大丈夫なのだろうか。特に『兎山高校~』のほうは、連載開始以来常に注目し続けている作品なのだけれど。ちなみに、『KIMURA~』も『兎山高校~』も、次号で大阪に行く。展開が謎に共通している……。

× × ×

 いつものルートだけではつまらない。違う景色が見たい。
 だから、いつものルートとは逆方向に踏み出していった。自動車がガンガン往き来している大きな道路のわきをひたすら歩く。球場が見える。病院が見える。小学校や中学校が見える。稲を刈られた田んぼがあり、庭の木で熟(う)れかかっている柿がある。……歩き続けて1時間で脚が上がり、たまらずデパートで休憩しようと目論む。薄雲が空を覆っている。
 デパートに入店してエスカレーターに乗る。5・6軒しか店のない「レストラン街」。12時台なのにぜんぜん客が入っていない蕎麦屋がある。入り口の前に佇んでいたら店員のオバチャンが声を掛けてきた。蕎麦を頼んだら寿司をサービスする。ただし、無料サービスでは無い。ふらりと店内に入る。オバチャンが湯呑みを置く。すぐさま温かい蕎麦を注文する。寿司サービスの追加料金はもちろん払わなかった。
 下がってきた気温に温(ぬく)い蕎麦はてきめんだった。

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