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能登半島地震とクライシスマッピング

能登半島の地震後、世界中のマッパーがボランティアで地図を描いた成果を可視化しました。少なくとも100名以上は参加。

学校の授業でマッピングした学生から、お年寄りまで能登半島の地図を描いてくれました。まぁ、まだ能登半島にもマッピングが必要な地域はたくさん残ってるけどね。

OpenStreetMapは電気や水道の様なインフラの一種。この地図やデータが世界中で使われていても、それがOpenStreetMapなんて普通の人は気づかないし、気にしない。

それなのに、世界中からボランティアがたくさん参加してくれたのは本当に素晴らしいことだと思います。ただ、地震が起きてからマッピングを始めるのは、もう遅い。

私がクライシスマッピングと距離を取っていたのは「もう遅い」のが理由。震災が起きる前にマッピングしておかないと。無くなった施設や遺跡はもう残せないから。

しかし、震災後でもその地域の生活は続いているし、経済のグローバル化により、OpenStreetMapが不十分でも使われることが増えてしまいました。良くも悪くもね。

そうであれば、クライシスマッピングから距離を取るよりも、少しでも関わるようにした方が、その地域の方に間接的でも役に立つと考えるようになりました。

まだまだ終わらないけど。一旦、これまでのまとめとして。

地震発生から1月10日までのマッピング箇所を可視化した地図

参考リンク

クライシスマッピングのタスクはここで確認できます。
もちろん、ここからマッピングでボランティアすることも可能。

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