見出し画像

デザイナーが4年半ドラムを習った話。

こんにちは。
フリーファッションデザイナーの荻野です。

(とっても)久々のnote更新がファッションやブランド特化したものではないのですが、お付き合い頂けますと幸いです。

2017年の秋頃、長年やりたかったドラムを習おうと、とある音楽教室に行き始めました。
母だったり漫画の影響だったりでずっとやりたかったのですが、その年に好きなドラマーが出来たこともあり、思いったった日が吉日!精神で始めました。

学生時代に8年間ピアノを習っていましたが楽器を習うのはおよそ12年ぶり。
母のドラムスティックを貰い受け、更に眠っていた随分前に買ったドラムスティックを実家から持ち帰りました。

はじめは簡単なリズムを叩くところから、それからリズムが簡単な曲を練習し、自分の叩きたい曲を練習するに至りました。

2年間は色んな先生と叩きたい曲を聴き、先生が叩いたリズムを見て覚えて叩く、という手法をとっていました。この2年は譜面を見ておらず(たまに先生がホワイトボードに書く位)ひたすら先生の叩いた音を拾って、同じように叩くことを繰り返していました。
ピアノを習っていた時も先生が弾いたものをコピーして弾くという手法を頻繁に行っていたので自分にはこれが合うんだろうとずっと思っていました。

2年半経った頃、(このプラス半年間はコロナ禍になったばかり且つ仕事が忙しくお休みしていました)現在の先生と出会いました。

先生は非常に相手のペースに合わせるのが上手い方で、私の成長スピードを見つつ、荻野さんは楽譜が読めるようなるだろう言ってくれて、私の叩きたい曲を譜面に起こして下さいました。
最初、先生が譜面を下さった時、嬉しい反面、自分はドラムの譜面が読めるようになるのか、また譜面を見ながら叩くような余裕が自分に生まれるんだろうかと思ったのを覚えています。

私の心配をよそに、先生は熱心に譜面の読み方を何度も何度も教えてくれて、私は譜面に自分が一人でも思い出せるようにメモをとるようにしました。

段々、段々と私は譜面が読めるようになり、また譜面を見ながらドラムが叩けるようになりました。
大人になってから改めて「続ければ身になるってこと」を実感しました。

そして楽しい習い事だったドラムを2022年いっぱいで一旦やめることにしました。

最終日まで「楽しかったね〜!叩きまくったね〜!」と先生が言ってくれた事、とても嬉しかったです。

また「ドラムレッスンをやってて良かったなと少しでも思っていただければ幸いです」との言葉。

勿論ですよ先生!

とここで、先生にやってて良かったか?という言葉に対して自分が思ったことを記しておきたく、このnoteを書きました。

私は普段と全く違う事をするのも絶対後々活きてくると思ってるんです。
デザインだったりものを作るにしても、何か相手に対するアプローチにしても、
自分がどういうプロセスから出来るようになったのかとか、何故自分はこの曲を弾けるようになりたいと思ったのか、どんな教えてもらい方が嬉しかったのか、どう接して頂けたから楽しめたのか等、
離れたものに見えて、何かを行う際のヒントに必ずなると私は感じています。

何か違う分野を学んだり、見に行ったり、感じたり、全部が返ってきます。

春、新しい季節がきます。
全てが学びで経験値になると自分へもこのnoteを読んで下さったあなたにもエールになったら良いなと思います。

2023年最初のnoteになるかと思いますがお読み下さった方々ありがとうございました。
今年度もどうぞ宜しくお願い致します。

2023.2.27

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?