107 バレーボール語る②
引き続き、バレーボールオタクの私が全日本男子バレーボールチームの魅力を個人的な意見で述べていきたいと思います。
今回は全日本男子チームのスーパールーキー「高橋藍」選手についてです。
高橋選手は2001年に京都で生まれました。兄の高橋塁選手(現サントリーサンバーズ)の影響で小学校からバレーをはじめ、蜂ケ岡中学校の3年時にJOC京都府代表に選ばれて東山高校に進学。東山高校時代は1,2年までは京都のライバル校で大塚達宜選手(現パナソニックパンサーズ)率いる洛南高校と何度も阻まれて、全国大会への出場は叶いませんでした。1年時の春の高校バレー京都府予選決勝で洛南と戦った際、41-43まで続く第2セットを制し、話題となりました。1年生ながらレギュラーとして高橋選手は兄の高橋塁選手と対角を組み
京都府予選で惜しくも洛南高校に敗退が続きましたが、3年時には高橋選手がキャプテンとなり洛南高校にリベンジを果たし全国大会に出場を果たし、インターハイは長野県の松本国際に敗れたものの国体を制し、春の高校バレーは対戦相手に1セットも取られることなく完全優勝を果たしました。
この時の春高バレーでは準決勝で柳田歩輝(現クボタスピアーズ)率いるインターハイ王者の長野県代表松本国際にリベンジを果たし、決勝で伊藤吏玖(早稲田大→東京グレートベアーズ)と染野輝(順天堂大→サントリーサンバーズ)を擁する東京第一代表の駿台学園にも快勝。この時の東山高校は3年生スタメンが高橋選手とセッターの中島健斗(天理大→VC長野)の2人だったのですが圧巻のパフォーマンスを見せてくれました。石川祐希選手が6冠達成した時の星城高校を彷彿とさせるような強者感で一気に駆け上がっていきました。
春高バレーの後、全日本のメンバーに登録され、東山高校卒業後は日本体育大学へ進学。2年時に代表入りを果たし、3年時には海外リーグへ留学。現在もイタリアのモンツァというチームで活躍しています。
以上が高橋藍選手の経歴です。
ここからは個人的な意見で高橋選手の魅力を語りたいと思います。
高橋選手は中学1年生までリベロをしていたのでレシーブが上手く、石川選手と同じくアウトサイドヒッターの弱点を克服しつつありながらも、しなやかな腕のスイングでレフトから相手コートのアタックライン付近に打ち込むインナースパイクの幅、崩れた2段トスもしっかりと打ち込む適応力が高いところだと感じます。あとは石川選手と同じように速いテンポのバックアタックです。石川選手もですが打点が高いのでバックアタックの時にしっかり相手ブロックを見てコースを打ち分けていることが多いように感じます。日本代表に入ってからはサーブも前に落とすサーブを要所に入れてサービスエースを取るあたり、大事な場面で狙っているところに落とす技術と判断力がずば抜けているんだろうなと感じます。
まだまだこれからが楽しみな22歳の高橋選手。パリオリンピックでの活躍に期待です。
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