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92 メイドカフェデビュー

昨日、仕事での知り合い3人と大阪難波で打ち合わせをしていたのだが、90分ほど空き時間ができたのでその場のノリで人生初のメイドカフェに行ってきた。難波の近くには西の秋葉原と呼ばれるオタクロードがあり、メイドカフェの数がかなり多い。

オタクロードに行くと1mくらいの等間隔でメイドがビラ配りをしている感じで、とりあえず適当に良さそうなメイドさんに着いて行くことに。

そして「めりめろ」というお店に着いた。ドアの向こうは魔法の国で一般人は入れないのでおまじないをかけてもらって入国。

1人につきドリンクと、ドリンク以外のものをオーダーしないといけないルールで、他にもお触り禁止であったり写真撮影が禁止だったりとその掟を破ってしまうと月の国からやってきたメイドさんが溶けちゃうらしいので皆さんもご注意を。そして最後に「今日はぜひ、あなたの推しを探して帰ってください♡」と説明された。

ドリンクはカフェオレとかハイボールとか各々1杯ずつ頼んだ。カフェオレは650円だった。あとはフードを頼もうと思ってメニューを見るとマリトッツォがあったので頼もうとすると、どうやらもえもえトラブルで欠品中らしい。フードがマリトッツォしかないのでメイドさんが溶けないようにするにはどうすればいいか聞くと、選択肢は金銭的に考えて3つ。

・かんぱいドリンク ¥900-
(メイドさんにあげるドリンク)

・1ショット♡チェキ ¥1,000-
(メイドさん単体のチェキ)

・2ショットチェキ ¥1,500-
(メイドさんと2人で撮れるチェキ)

上記のものから1人1個オーダーしなければならない。話し合った結果、かんぱいドリンク×1個と2ショットチェキ×3をオーダーした。自分も2ショットを撮らせてもらったのだが普通にちょっと楽しかった。

時間が来てしまったのでお会計すると、10,000円。最初のドリンクたけぇなおい!何回計算しても10,000円に到達しないのだが…でも月の国から1人やってきて地球で働くなんて偉いよ。うん。すごく偉い。10,000円でも20,000円でも持ってけメイド野郎!


お会計も終えて、帰ろうとしながら脳内で10,000円の難関計算問題を解いていると、お昼休憩から帰ってきたメイドさんのキャンデイちゃんにばったり。手元をこそこそ隠していたがその手にはしっかりファミリーマートのカツ丼とオロナミンCが握られていた。現場監督かよとツッコミそうになったが、身体がカツ丼を欲しているくらい体力のいる仕事なんだなと思って見逃そうとしたその時、知り合いが「なんか持ってる?」とカツ丼にツッコんでしまった。
こういう時、なんて言うんだろうと少し興味があったので自分も便乗して「え?カツ丼?」と聞いてみるとキャンデイちゃんは「これは…自分で作ってきました」と言い放ち逃げるようにスタッフルームへ消えていった。


いやそれ、設定もよく分からんしあんまり言い訳になってないで…と誰もが思ったその瞬間、僕の推しは貴方に決まりました。現場監督のようなガッツリ飯を普通に買って帰ってくるキャンデイちゃんとチェキ撮らなかったことを…後悔しています。





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