メディアはトランスフォームできるのか
スクープ! 朝日新聞が遂に500万部割れ 実売は「350万部以下」か:FACTA ONLINE
こういうニュースが、速報スクープとして配信されていた
朝日新聞は、そもそも本業が相当厳しく、今や不動産業だなどと一部では揶揄されている状態ではあったから、あまり驚きはない
新聞紙の販売部数は、どこも似たり寄ったりだろう
私は某経済紙の電子版を主に読んでいる
主にタブレットのビューワーで読むようにしている
紙も同時に購読しているが、そちらはほとんど見てはいない
先日、郵便受けに地方紙のサンプルが投函されていたので、
読もうとしたが、読むことができなかった
新聞の紙面構成などは、馴染みがあるつもりだったが、
もう紙を広げて読むような行動ができなくなっていた
新聞に限らず、旧来のメディアは、
ネットメディア、ソーシャルメディアなどの台頭によって
昭和時代の価値、意味は失われている
一番の違いは、大衆が最初に接する情報媒体ではないということではないだろうか
メディアが得た情報も、最初に流すのは、
すでにWebやメールなどの本来の自らの媒体ではないチャネルになっている
Webやメールは、個人の情報発信力を高めた
そのことは、メディアなどより先に、情報ソースである本人が真っ先に直接情報を届けしまう
アメリカのトランプ大統領などがいい例であろう
旧来のメディアであるテレビを持たない若者も普通だし、
新聞を購読していない家庭も普通だ
NHKがネット予算の上限を撤廃することがニュースになっていた
それに対して、民放が妨げになることを危惧しているという話も出ていた
民業圧迫?
そんなこと言っている間に、とっくに映像メディアという点では、
とっくにYouTubeやNetflixに置いていかれてるのに
東京都はコロナ対応のネット動画を制作するのに、
MXテレビではなくて、YouTuberに依頼しているのだ
冒頭のFACTAの記事には
日経新聞や米ニューヨーク・タイムズのようになりふり構わずデジタル版(朝日新聞デジタル)の有料読者拡大に全力を注ぐ以外もはや道はないのではないか。
とあるが、紙の購読を有料デジタルサービスに置き換えるだけでは、
細々と残るのがやっとじゃないかと思う
もっと、業態自体をトランスフォームして、単なる情報発信業だけではない道を模索する必要があるのではないかと思う今日この頃
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