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ことばの日、3歳おめでとう。

今日、5月18日は「ことばの日」。
3年前に出会った仲間と日本に登録した記念日です。

日本記念日協会HPより


2019年5月、電通のコピーライター阿部広太郎さんが主宰する「言葉の企画」という講座に半年間通っていました。

その講座の初回に、
一生忘れられない経験を企画してください」という課題が出ました。

そこで考えたのが記念日をつくる企画、「ことばの日をつくろう」です。

「一生忘れられない」を「思い出せる」と再定義し、
公式に日本に記念日をつくる経験は、きっと忘れられない経験になるだろうと考えました。

記念日をつくるまでの過程はこちらのnoteをご覧ください。
ことばの日プロジェクトメンバーがリレー形式でまとめています!


記念日づくりは、文化づくり
ただ登録して終わりではなく、これから毎年やってくる「ことばの日」をどんな風に過ごして欲しいのかメンバーと一緒に考えてきました。


ことばの日は、今年で3年目を迎えます。
一人一人が思い思いの記念日を過ごすことで、「ことばの日」は育っていくはず。みんなで一緒に育てていきたいという気持ちから、
ことばの日、おめでとう!」とお祝いの言葉でスタートしました。


私は、毎年5月18日にnoteを書いています。
「ことばの日」に何を感じていたのか当時の自分の気持ちや考えていたことを振り返ることができるようにするためです。

今年も、私にとっての「ことばの日」を綴ろうと思います。


初のオフラインイベント「ことばの縁日」

5月14日に東京の隅田公園で、ことばの日のイベント「ことばの縁日」を開催しました。直前まで雨予報でしたが、みんなの願いとてるてる坊主効果もあってかお昼から晴れて無事に開催できました!

すみだのお友達、毛柴さんがデザインに協力してくれました!


イベントの準備は、ことばの日プロジェクト初期メンバーだけでなく、私たちの次の年に受講した企画生(受講生のこと)も手伝ってくれました。

当日参加ができなくても準備で手伝えることがあればと力を貸してくれる子や、みんな仕事がある中でも自分のできることがあればと関わってくれました。

隅田公園でのイベントでは4つの企画を行いました。

①ことばを残す屏風〜未来につなげる「ことばの木」〜

墨田の屏風専門店「片岡屏風店」の片岡さん・柿岡さん

和紙を葉っぱや雫の形に切り、自分の好きな言葉を書きました。
屏風は右から左にストーリーが進むので、ことばの木も
「勇気をもらった言葉」、「未来に残したい言葉」と過去から未来へストーリーが繋がるようにしました。

②ことばの魅力を再発見する「本」と「問い」

問い直す書店」の福田さんと藤原さんにご協力いただきました!

「あたりまえ」ってなんだろうをコンセプトに、見逃してしまいそうなちょっとした日常に目を向けるきっかけをつくる、「本を売らない本屋」さん。
今回は、ことばの日メンバーによる選書と「ことばに関する問い」が書かれたカードを用意し、来場者の方に問いに答えてもらいました。

③1回100円ことばガチャ

ことばを贈る、ことばで遊ぶをテーマに生まれたガチャは、ことばの日誕生1年目から続くメンバーも大好きな企画です。ステッカーが当たります。


④ことばカフェ(キッチンカー)


ことばの日メンバーやましゅんがラムカレーをつくり、私はコーヒーを淹れました。「おいしい!」って喜んでもらえてよかった!


完成した屏風は公園近くにあるWISE OWL HOSTELS RIVER TOKYOさんにて
1週間展示していただけることになりました。
(雨でもイベントができるようにと、ギリギリまで調整してくださりました)

日本語学校へ通う留学生の皆さんも参加してくれました!


人とのつながりを感じる日

今回のイベントは、ことばの日メンバーはもちろんですが
すみだの皆さまに沢山助けていただきました。

墨田区の青空市「ヤッチャバ」の運営に2019年から関わり、少しずつ
すみだのみなさんとのご縁ができ仲良くさせてもらっていました。

いつか隅田公園で、ことばの日のイベントができたらいいな」と
話していたことが今回皆さんの協力で実現することができました!

すみだのみんなと、ことばの日メンバーをつなぐことができたのも
とても嬉しかったです。

そして、イベントには前職でお世話になった上司や友人が遊びに来てくれて、わざわざ時間をつくって会いに来てくれたことがとても嬉しかったです。

イベントだけでなく、ことばの日当日にも
おめでとうと連絡をいただき、沢山の人のご縁に恵まれているなと実感しました。

今回ご協力いただいた片岡屏風店さん、問い直す書店さん、ワイズホテルさん、毛柴さんのInstagramを載せました。ぜひそちらも、のぞいてみてください!


今までよりもちょっと勇気が出せる日

「しのちゃんは素直だよね」とよく言われます。
でも、伝えることには勇気がいるし不安な気持ちを抱えていることが多いです。
伝えることに勇気を持てるようになったのは、過去に友人からもらった「ことば」のおかげだと思います。

・感情は生モノだから熱が冷めないうちに伝えよう。
・きれいな言葉じゃなくてもいい。自分のことばで伝えればきっと気持ち(熱)は伝わるはず。
・伝えることを諦めない。
・1回ダメでも、伝わることばや方法を探そう。
・10%伝われば成功!
・とりあえずやってみよう!楽しみながらやってみよう!

しの友の言葉たち

自分の本音は、伝える相手が大切な人や仲が良い人であるほど
受け入れてもらえなかったらどうしようと怖くなることが多いです。
それでも、まずはことばにしてみようと思うのは、自分と相手の関係を諦めたくないからだなと思います。

怖くても、ちょっと勇気を出してみたら
自分が心配しすぎていただけで、「話してよかった」と思える成功体験の方が多くなっていき、勇気を出して伝えることを繰り返すことで「きっと大丈夫」と思える自分になっていることに気づきました。

勇気を出すために、ことばはお守りのような力があるんだなと思います。

また、人間なので間違ってしまうこともあるし、知らずに傷つけてしまっていることもあるかもしれません。あの時もっとこう伝えたらよかったかな、あのタイミングで伝えるべきではなかったかなと反省することもあります。だけど自分の気持ちも相手の気持ちも伝えることをしなかったら、わからなかったことだと思うのでまずは伝えようと行動した自分を褒めつつ、次はどうするか前向きに考えたいと思います。

自分の好きな言葉や勇気をもらった言葉をシェアすることは勇気をプレゼントすることなのかもしれない。

屏風に集まった「ことば」を見て私も勇気をもらいました。


きっかけをつくる日

今回のイベントをフジテレビのノンストップという番組に取材いただきました!

しっかりワンコーナー・・・!うれしい


インタビューで「なぜことばの日をつくったんですか?」と質問され、
「言葉の企画」の課題から生まれた企画であると説明しました。

緊張して肩が上がっている

次に「記念日がつくりたかったんですか?」と質問。

ことばの日は、偶然講座の初回が5月18日で
言葉に興味関心を持つ人が集まること、まだ記念日が作られていないことなど偶然の重なりが「私たちが作らなくて誰がつくるの!」と必然のように感じ企画したものでした。

記念日をつくりたい!というよりは、
記念日があることで、ちょっと勇気を出せる日になったり
プラスの変化が生まれる「きっかけをつくりたかった」んだなとインタビューに答えながら気づきました。

保健師としての仕事も、人が元気になるための「きっかけ」づくりがしたいと思っているし、仕事も関係なく自分と出会った人は元気でいてほしいなと思います。

物事の捉え直しや、ことばの使い方で、前を向くことができる力があると信じているし、沢山の人との面談でちょっとしたきっかけから人の行動が変わる瞬間を見てきたから言葉や考え方、人との出会いに可能性を感じているのかもしれません。

1人でも多くの人にとって「ことばの日があってよかった」と思ってもらえるあたたかい記念日になりますように。

ことばの木の屏風とみんなで記念写真!


ことばの日と一緒に、これからも成長していきたいな。

3歳、おめでとう!
すくすく育ちますように。



そうそう、今年も企画メシ開催決定です!
ことばの日が生まれたきっかけの講座でもありますし、
わたしはこの講座に通って自分の好きなことや好奇心にフタをしない自分でいる楽しさを知りました。

プレイベントも予定されているので、気になる方はぜひ!


Special Thanks!
・片岡屏風店 Instagram
・問い直す書店 Instagram
・WISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO Inatagram
・毛柴さん Instagram
・photo あやな Instagram


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