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Good &New日記のおすすめ


健康教育の講師をやるときに、
自己紹介と一緒に必ずやってもらうアイスブレイク。

①名前
②所属
③24時間以内に起きた楽しかったこと・新しい発見

だいたいこれをやると、
みんな「えっ。24時間以内!なにあったけ。」って会場がざわつく。

1人2分とか時間制限も設けると、みんな集中してがんばって何かエピソードを探すから、その様子も見ていると面白い。

もっと面白いのは、最初むずかしそうな顔をして抵抗感ある人たちが
はじめましての隣の人と、③の話題をきっかけにめっちゃ楽しそうに話して笑顔になってること。
「むずかしいっ!」っていう同じ感情体験の共有と、
自分とは違う価値観を知る楽しさがあるのかもしれない。

教育を始める前に、私も③を含めて自己紹介をして
「今日食べた納豆ごはんがめちゃくちゃおいしくて幸せでした」とか
「納豆に梅がめっちゃ合う!自分の中で大発見!」とか話すと
受講側の人は肩の力抜けて笑ってくれる。
『えっそんなことでいいんですか?!』って。

同じ条件なのに、みんな違うことを話すから、気づきがあって面白い。

このいい感じに場がほぐれるアイスブレイクは、
Good & Newというもの 。企業の朝礼とかで行われていたりするから
このnote読んでる人の中にもやってる人いるのかな。

■Good & New
アメリカの教育学者であるピーター・クライアン氏が
考案した組織やチームを活性化するための手法。
24時間以内に起きた「よかったこと」や「新しい発見」を発表する
アイスブレイク

おもな効果として
①相互理解が深まり、協力関係を築きやすくなる
②ポジティブなマインドに切り替える機会になる(リフレーミング効果)があります。

①は、
この人こんなことに嬉しいなって感じるんだとか
考え方がわかるきっかけになると、
仕事をするときも、お互いに気持ちよく仕事ができるように
喜ぶポイントを知っておくと仕事上のコミュニケーションもとりやすい。

職場でやってみると、一緒に働く同僚の思考や好きなことを知ることができ人格が把握しやすい。その人がどんなことが嬉しくて、嫌に感じるかを日常の会話から連想できると、仕事をやるときにも活かしやすい。
好きな話を会話の初めにワンクッションはさむことで会話の空気をやわらげたりできる。仕事がスムーズになりやすい。

自分が相手を理解するように、相手にも自分を理解してもらえるきっかけになる。嫌だったことをストレートな話題として伝えるよりも、Good&Newという手法を使った発表する場を活用することで、良かったことや新しい発見を共有し自分の思考を晒すことが、相互理解につながることでストレスを減らすことにもつながるかもしれない。

知らなかったがために、相手にストレスを無意識に与えていたことも
相手の快・不快を知ることで、その人に合わせたコミュニケーションをとるようになる。

健康教育なので、おもに②の効果を説明したくて
Good & Newは取り入れてる。

24時間以内に体験した楽しかったことや感動したこと、新しい発見は?
と質問されると、ひとは脳の空白を埋めようとする。
脳は繰り返されることを重要だ!と認識するから、だんだんと良いことを見つけるようになる。繰り返していくことでポジティブな見方がちょっとずつできるようになる、思考の訓練みたいな感じ。

わたしも、今日あった良かったことをスケジュール帳に書いたりするようになってから、小さいことで喜べるようになって明るくいれることが多くなった。

ネガティブな感情になっちゃうこともあるし、
自分が感じる感情だからわるいものじゃないけど、
ポジティブな良かったことを見つけられるクセをつけとくと、
落ち込んだ時に立ち直りがはやくなったり、自分の気持ちと上手に付き合うことができるようになる。


たのしかった思い出いっぱいとっておきつつ、
自分のポジティブマインドもつくれるので、Good &New日記おすすめです。

1日の嬉しかったことや発見を友達に話すように、
日記で自分と対話する。

1日を振り返り、よかったことを見つけて、書き出す行為は、
自分でその日あった出来事の中から、自分で認めることになる。
事実を「よかった」と捉えて認める行為の繰り返すことで自分に起きた出来事を肯定していくから、自然と自己肯定感があがっていく。
日常を記録する日記で習慣化することで、小さい出来事を認めていく力・発見する力が自然とついてくる。

箇条書きでさくっと日記でもかまわないから、
1日を振り返って書き記しておくの、保健師的にもけっこうおすすめです。


みなさんもぜひ、Good&New日記はじめてみてください^^

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