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草津温泉ところどころ




旅行までの経緯

これは全く個人的なことなんだけど最近誕生日を迎えた(年齢は控える)。加えて仕事で上手くいったことがあった。良いことが重なったので自分へのご褒美でどこか旅行に行くことにした。考えてみれば社会人になってからあまり旅行に行ってない。ただ昔から普段から知らない街に行って住宅街を観たり、駅周辺を眺めてここに住んだらどうなるのかと考えるのは好きだった。人生経験にもなるし誕生日は思い切って泊まりで旅行に行くことにした。
でもどこが良いか。ゆっくりするなら温泉地が良いかな。古い建物を見るのも好きだしそうしよう。

そういえばフェミニストが誹謗中傷をしていた草津温泉はどうだろう(温泉地と聞いてまずここが頭に浮かんだ。当時ニュースで見ていて印象に残っていた)。歴史もあって日本を代表する温泉地でもある。草津町を応援できるしここに決めた。(ちなみに当時誹謗中傷していた奴らのツイートは魚拓済)

行き場所が決まったら次はプランを考えて荷物を準備する。有名な温泉が数多くあるからハシゴ風呂をしたい。それにグルメも味わいたいから宿泊代と交通費を抑える必要がある。だから宿は安い所で構わないし交通はバスにする。幸い両方予定通りに予約できた。気温が東京よりも10度近く低いから長袖インナーシャツ、セーターも持っていこう。温泉のはしごをするからバスタオルも3枚持っていく。移動は片道で4時間近くかかるから暇つぶしに本を5冊ほど持っていく(これでも減らしたほう)。1泊2日だけど思った以上に荷物が多くなりそうだ。最近使えると思ってスーツケースを買ったのは正解だった。

いざ出発

当日は7:40吉祥寺発のバスに乗った。吉祥寺には何回も言ったことがあるから乗り換えで迷うことはない。でもバス乗り場は行ったことがないから念のため2,30分早く着くように家を出た。前日は興奮して眠れなかったこと、早く家を出たことが重なって眠気眼だった。バス乗り場は出口から近いから迷うことはない。でもトイレに行ったら土曜の朝だというのに混んでいたからやっぱり早く出てよかった。

バスは混んでないし、隣には誰もいなかった。充電も出来たし値段以上に快適だった。平日の電車は死にそうな顔をした人を何人も見るけど休日の
電車やバスはこれからの旅を楽しみにしている人が多くてこちらも元気を分けてもらえるようだ。根暗な自分も明るい人を見るのは好きなのだ。

途中30分ほどSAで休憩があった。美味しそうな屋台があったけど草津で食べる予定なので腹を空かせておくことにした。この時点でかなり寒い。草津はもっと寒いだろう。持ってきた本を読んだり、スマホで動画を観たり、時々目を閉じたり、風景を見たり、長時間の移動でも退屈は感じなかった。到着してもチェックインには時間があるだろうからどこから観光するか計画を立てた。


到着

バスターミナルに到着後、ホテルに電話したところチェックインは15時とのこと。案の定チェックインまで時間がある。荷物はロッカーに入れて観光することにした。とりあえず湯畑を目指そう。草津の中心地だから色んな店があるし他の場所への観光もしやすいはずだ。途中ローソンで金を下ろした。ローソンもセブンも外観に合わせて看板が黒だった。見慣れたものが変わった外観をしていてやっぱりここは観光に力を入れていると実感した。


湯畑

坂道を5分ほど下っていると(思った以上に坂が多い)湯畑についた。
町の中心部に湯気がたっているまさにお湯の畑があった。こんな光景は温泉大国の日本でも見られないだろう。あちこちで自撮りをする若者が見られた。自分も珍しく自撮りをした。熱海もそうだが今ではここも若者に人気の観光スポットになっている。

腹が減ったのでどこかへ食べに行く。とりあえず昼食も取ればまた行き先も思いつくだろう。


若者も多かった。
見かけたローソン。ロゴが黒なので一見分かりづらかった。他の町でも1件くらいこういう風情のあるチェーン店があればいいのに。

湯畑から路地を出て店を探した。うどん屋が見えたので昼食はここにした。寒空で冷えた体も温まる。店員はとても愛想がよかった。料理人は料理の腕もさることながら愛想も大切であるということをしみじみ思った。



海老天うどん


草津の街中

腹ごしらえの後は湯畑周辺をぐるりと回った。左の路地を出て回り道をして湯畑に戻り、今度は右側に出た。これは自分の好みだけど自分は観光地に行った時も名物の建物から外れた路地裏が好きだ。この地の人たちはどういう暮らしをしているのか想像するだけでも楽しい。昔の風情のある建物もある。




どうして鈴がないんだろう?宗派の違いか?


大滝乃湯

チェックインをして荷物を下ろした後、早速温泉に行くことにした。バスタオルとボディタオルをリュックに入れて、まずは近くの大滝乃湯を目指した。中は館内風呂と露天風呂の2つある。露天風呂は足元に岩が多いので目が悪い人はメガネをかけたまま出たほうが良さそうだ。
天気も晴れでよかった。温泉に入ると心なしか肌が綺麗になった気がする
(しかし、どうやら草津温泉は美肌効果は特にないらしい。専門的な話をすると酸性度が高いので肌をきれいにするわけではないそう。まあでも体をきれいにして風呂に入るのは少なくとも肌に悪いわけではなさそうだから気にしなくてもいいだろう)



入浴後にいったんホテルに戻った。観光して足が疲れたので休むことにする。次の温泉は夜に入ることにした。



西の河原露天風呂

草津町のはずれにある温泉。夜少しの明かりの下、温泉を目指した。
ここでも足湯を見つけた。ここはライトアップもされるのでロマンチックな気分になった(しかし長く味わうには寒すぎる)


温泉は自分を含めて10人もいなかった。今まで経験した中でも大きな露天風呂だった。ここも足場に岩が多いので眼鏡をかけて入った。
大きな風呂と綺麗な夜空を十分に堪能した。元来自分は烏の行水で自宅ではシャワーを浴びたらすぐに風呂を出てしまう。でもここはずっと居たい気分になった。




夜の草津

次の温泉を目指すために再び湯畑に向かった。

写真で見たことはあったけどライトアップされた夜間の湯畑もまた素晴らしい光景だった。これは自分も常々思っているが優れた観光地は昼と夜で異なる顔を持っているものだ。それも美人の顔をだ。




ツリーがあった。温泉地にツリーなんてと思うかもしれないが思った以上にマッチしていた





御座之湯

ここも昔ながらの風情のある建物だった。
閉館前だったので長居は出来なかったが素晴らしい風呂だった。






旅行の感想

やっぱり行って良かった。自分好みの昔ながらの街並み、歴史ある見栄えの良い温泉、観光客にも親切な店、どれも観光客が求めるものがあった。有名な温泉以外はコロナ対策で地元住民以外は入浴禁止の場所が多かったのが少し残念だが街は素晴らしかった。温泉地への旅行はまた行きたい。次は銀山温泉あたりに行こうと思う。


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