はたらくとは?西洋哲学者から学んで考える(その2)
こんにちは、皆さん楽しく働いてますでしょうか。
前回(記事はこちら)はパスカル 、アーレント、アマルティア・センの考えから人間について考えていきました。
今回は方向性について西洋哲学者の言葉を借りて考えていきたいと思います。
まだ、働くことについてたどりつかないです笑
ハイデガー - 人間本来の生き方
道具の究極目的を人間と据え、交換可能な存在は非本質的であるとし、本来的な生き方を主張しています。つまり人間は自分で世界を形成できる存在であり、交換不可能であるということです。
マルティン・ハイデッガー(Martin Heidegger、1889年9月26日 - 1976年5月26日)は、ドイツの哲学者。フライブルク大学入学当初はキリスト教神学を研究し、フランツ・ブレンターノや現象学のフッサールの他、ライプニッツ、カント、そしてヘーゲルなどのドイツ観念論やキェルケゴールやニーチェらの実存主義に強い影響を受け、アリストテレスやヘラクレイトスなどの古代ギリシア哲学の解釈などを通じて独自の存在論哲学を展開した。(wikipediaより)(wikipediaより)
モンテーニュ - 人間には目標がいる
人間は「驚くほど空虚な、多様な、変動する存在」と言ってます。弱い存在だからこそ、自分の中で迷って左右もわからなくなってしまうので、魂にはいつも目標として向かっていく対象を与えてやらねばならないと。パスカルも人間は弱いからこそ考えろと言ってましたが、モンテーニュから影響を受けた一人です。
ミシェル・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne, 1533年2月28日 - 1592年9月13日)は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者[1]。モラリスト、懐疑論者、人文主義者。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、ヨーロッパの各国に影響を与えた。(wikipediaより)
ニーチェ - 強く生きるためには
「神は死んだ」という鮮烈な言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。人生は同じことの繰り返しで永遠回帰と呼び、つらくても受け入れるほかないと言います。強く生きていけるかどうかは、この永遠回帰を理解し、受け入れられるかにかかってます。これを実行できる人を超人と呼び、自らの弱さを肯定して神に委ねてしまうことを奴隷道徳と呼びます。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche, 1844年10月15日 - 1900年8月25日)は、ドイツ連邦・プロイセン王国出身の哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られる。随所にアフォリズムを用いた、巧みな散文的表現による試みには、文学的価値も認められる。(wikipediaより)
まとめ
人間は交換不可能であり、目標を持ち、辛くても諦めずに繰り返していくものだ、という至極その通りだ、と思えることを哲学者は深く考えていらっしゃったんですね。
ただ、それを実行することが最大のハートルとも言えます。
仕事では属人化がしばしば問題になることもありますが、属人化が騒がれる仕事はできればオートメーションしたいですよね。本来の人間は交換不可能であり、人間にしかできないことを、生きていく上でも仕事でもしたいです。また、モンテーニュの目標については、目標の据え方や目標が見つからないなど次の課題をどう解決したらよいかを考えたいと思います。
生きていて改めてこういう考える機会を設けるというのは、大切なのかもしれません。ということで次回へ続きます。
最近イベントに参加できてないので、デザインやビジネスのイベントがあったら行きたいです。おすすめあったら教えてくださいー