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理想と未来について考えた| #道東の未来

未来については日頃からよく考えているような気がしていたんだけど、いざこうして文章にしようとすると「ん〜未来…」となってしまう。

どうも、蝦夷丸です。
だいぶ乗り遅れた感じがありますが、今回はこちらの企画に乗っからせていただいて、理想と未来について考えて書いてみました。

公開から1週間くらいでサクセスして、その後も1000人の理想を集めるために様々な企画や情報発信を続けているみなさまお馴染みの「ドット道東」。

道東エリアのクリエイターが中心となって設立した(一社)ドット道東の、累計発行部数1万部を記録した道東のアンオフィシャルガイドブック「.doto」に続く、第二弾のプロジェクトです。
「.doto」は顕在化された道東のコトや人(点=ドット)を繋ぎ可視化したプロジェクトでしたが、第二弾となる今回は、まだ顕在化されていない未来のドットを繋ぐ「道東のアンオフィシャルビジョンブック」の出版を目指します!!

「理想を実現できる道東にする」というビジョンを掲げているドット道東らしいユニークで筋の通った素敵な企画。さすが。

今回はそんなドット道東さんの企画に参加して、自分の理想と未来について長々と書いたのでもしよかったら最後まで読んでください〜!

地域おこし協力隊も今年で卒業

僕は2019年に上川町の地域おこし協力隊「カミカワークプロデューサー」になって今年で3年目。いよいよ最終年度です。

もともと上川町への思い入れが強くあったわけでもなく、層雲峡ホステルの志水陽平にカミカワークを紹介されて、仲間たちとみんなで移住したら自然の近いところで遊んだり仕事したり、子育てしたり、楽しく暮らせそうだなと思ったのがきっかけです。

移住してからは大雪かみかわ ヌクモのオープンに向けたカフェ部門の立ち上げからはじまり、町内でのイベントの企画、情報発信のお手伝いなどいろいろな活動をさせてもらいました。

本当にいろんなことに挑戦させてもらったし、いろんな人に出会って、いろんな経験ができた。

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かみこーパンフ_アートボード 1 のコピー2


上川町にとっても初めての協力隊制度導入で、大きな挑戦だったと思います。
だからこそ一緒により良い働き方、活動の仕方を話し合いながら続けてこられたのがよかった。

任期が最長で3年の協力隊制度。いよいよ今年度で最後です。
カミカワークのこれからも楽しみだし、1期生としてこれから地域に残って事業をしていくことができるのも楽しみ!(同じくらい不安もある!)

EFCの未来

協力隊卒業に向けて今年6月に、これまで任意団体として活動してきたEarth Friends Campを法人化しました。

上川町に来てからはEFCの自主イベントは全然できてないんだけど、層雲峡オートキャンプ場での事業を中心にいろんなことに挑戦させてもらいました。

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キャンプ場PRイベント

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これからもアウトドアとローカルの領域で事業を進めていきます。
まずは9月オープン予定の上川町の交流スペース&コワーキングスペースPORTO!

この施設の企画運営をEFCが担います!

訪れた人々が交わり、繋がり、共に創ることを通じて、コミュニティの輪を広げ、未来の社会、未来の地域、未来のこどもたち、そして未来の自分にワクワクできる、すべての人にひらかれた未来志向の場となることを目指します。

PORTOは、地域の人たちや訪れる人たちで、楽しく豊かな暮らしを共創していくための、未来志向の場です。
一般的な公共施設だと、完成するまで中に入ることはできないので、オープンしてからもなかなかすぐには地域の人たちに利用してもらえず、しばらく様子を見てから訪れるということが起こります。ヌクモがそうでした。
なので今回は、作るところから地域の方々と一緒に進めようと思い、内装の壁塗りをワークショップ形式にして、お手伝いや見学に来れるようにしました!

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そしたら、思ってた以上にたくさんの方が見学やお手伝いに来てくれました!

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小学生と中学生のみんな!

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上川総合振興局の皆さん!局長さんとのお話めっちゃ盛り上がった…!

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東京の企業へ出向中の役場の方とNews Picksの皆さん!
PORTOから配信とかやりたい!

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隣町の上士幌町からわざわざ差し入れを持って来てくれたミーちゃん!
片道約2時間の隣町から…!

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ペンキまみれになりながら一生懸命塗ってくれた小学生たち!

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上川高校の先生と生徒!

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上川中学校の生徒たち!

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滝上町からもCasochi合同会社 (https://www.casochi.jp/)
のみなさんが来てくれました!

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可愛いコムスメも一生懸命塗ってくれたよ〜!かわいい…!

上川町の小学生も中学生も高校生も!そして高校の先生や地域おこし協力隊の仲間たちや、町外からも駆けつけてくれる人がいて、みんなの場所をみんなで作るってこんなに楽しいのか!とオープンがより一層楽しみになりました。
良い場所になりそう!良い場所にするぞ!

キヌバリコーヒーの未来

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はらちゃん( https://twitter.com/idenxtity0911 )が撮ってくれた写真

2017年から無店舗でやって来たキヌバリコーヒーも、いよいよ上川町内に実店舗をオープンさせます。
と、昨年物件を購入してから言い続けているのですが、なかなか準備進まずに予定がどんどん後ろ倒しになっています…

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はらちゃん( https://twitter.com/idenxtity0911 )が撮ってくれた写真

5月くらいにようやく内装をお願いする大工さんが決まって、内装の打ち合わせをして、図面が完成。

内装をお願いする下川町の大工さんの若園さん

ところが、焙煎機のメーカーに確認したら「集合煙突は使えないので、焙煎機は壁際に設置してください」とのこと…
メーカーさんにも現地に来てもらって、焙煎機を位置を決めてから図面を改めて作り直してもらったのがつい先日の話…

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はらちゃん( https://twitter.com/idenxtity0911 )が撮ってくれた写真

これからまだまだ決めないといけないことがたくさん…
なんとか今年の冬には工事を開始して、3月の協力隊卒業までにはオープンさせたい…!
やらなきゃいけないことが山積みなので、もし内装DIYとか賑やかしとかお手伝いしていただけたら泣いて喜びます!
そしてオープンしたらめっちゃ来て欲しい!
キヌコーのコーヒーといっくさんのうまい飯でおもてなしします!

人生における理想と描く未来

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ここまで割と「近い未来」の話をしてきたけど、自分が実現したい理想は何か。どんな未来を望んでいるのか。
考えても考えても今はやっぱり目先のこと(短期目標みたいなもの)しか思い浮かばない。
もしかしたら別にそれでも良いのかもしれないけど、なんとなく「人生における理想と未来」についても考えてみたい。

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ずっと満たされていたんだと思う。
田舎育ちだから、小さい頃から物足りなさや未知(都会)への好奇心はあったけど、不幸だと思ったことはなかったし、自分の人生に対してあまり不満を持ったことがなかった。
むしろ不満がないことが不満だったかもしれない。
芸人の下積み時代の苦労話みたいなのがあった方がおもしろいのになと思ってた。

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特別裕福な家庭ではなかったけど貧乏ではなかったし、勉強も運動もそこそこできたし、それなりに恋愛もして、行きたい高校へ行き、大学も卒業した。

好きな仕事をして、好きな人と結婚して、可愛い子どもを授かって、大切な仲間や友達がいて、仕事は忙しいときもあるけど、たまに家族で旅行にもいける。

もちろん、その時々で辛いことや悲しいこと、苦しい思いもたくさんしてきたし、周りと自分を比べて悔しさとか羨ましさを感じることは未だにあるけど、そういう経験も含めてずっと、満たされた人生だったんだと思う。

だからハングリーさはあまりないし、そこまで貪欲にもなれないし、社会や大人たちへの怒りを原動力にするのも得意じゃない。
(普通にムカつくことは割とあるけど)

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イナバケイタくんが撮ってくれた写真

今あるこの満たされている感覚は別に悪くないし、幸せだ。
だからこの幸せをずっと続けていきたいし、子どもたちのためにその環境を残していきたい。
そのためにはそれなりの変化とそれに伴う苦労をしないといけない。

欲を言えばもっと幸せの純度を高めていきたいのかも。
わかりやすいところで言うと家族と過ごす時間をもっと増やしたいとか。
あとは友達ともっと遊びたいとか、旅行いきたいとか、海外いきたいとか。

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とにかく、良い思い出と良い友達をたくさん作りたい。

そのためにやった方が良いことや、やらないといけないことはたくさんあって、その中から自分にできそうなことや、やりたいと思えることを、少しずつでも形にしていくことが、今僕が思い描いている未来です。
その具体的な手段として移住や地域おこし協力隊や起業や場づくりをしてるのか。そういうことだったのか…

とは言え厳しい現実もあるよね

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そと遊びが好きでフィールドの近くに移住してきたのに、前よりも外で遊ぶ機会が減っているなぁと最近感じている。
週3日しか家に帰れない仕事から、毎日家に帰れる仕事になったのに、帰りが遅くて家族と過ごす時間はあまり増えていないような気もする。

仕事に関して言えばもっと具体的にやらねばならぬあれやこれやがたくさんあって、締め切りとか納期みたいな差し迫った未来に翻弄されていたりもするし、会社作ってこれからさっそく人も雇うから給料払うために頑張ってもっと仕事作らないと!みたいな未来に対する焦りもあるし、協力隊の任期終わったら完全に自立して自分で稼がないと家族にご飯食べさせられないぞ!みたいなリアルに鬼気迫る未来もある。
これが理想と現実か。

でもまぁ、そういうのをどうにかこうにか、何度も何度も乗り越えながら、今ある「仲間や家族との楽しく豊かな暮らし」を守りつつ、その純度というか精度みたいなものを高め続けていくことが「生きる」ということなんだとも思うし、理想に近づくための手段なはず。
うん、きっとそう。

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イナバケイタくんが撮ってくれた写真

未来を悲観したり、過度に楽観視もしていない。
今いる場所から見える未来に向かって一歩ずつ、しっかり地面を踏みしめながら歩いていくだけだ。
進んでいけばまたその先に、まだ見ぬ未来が見えてくるだろう。
不安もワクワクもセットで抱きしめながら進んでいくぞ〜!

道東にはドット道東がある。

今回ドット道東のビジョンブックプロジェクトが動き出してから、日々いろんな人の理想がタイムラインに流れてきた。
その中で多くの人がドット道東やそのメンバーへの感謝や応援も伝えていたような気がする。

こうして自分の内側と向き合うきっかけを作ってくれたり、その中で感じたことや気がついたことを外側へ出すきっかけも作ってくれたり、そしてさらにその思いに寄り添い、共に走ってくれる。
なんて最高なんだ。すごい。かっこいいし、すごい。めっちゃすごい。

道東にはドット道東がある。

それが道東を選ぶ理由になるくらい、それが道東で暮らす理由になるくらい、その存在は大きく、尊いものになってきているなぁと感じます。

わたしたちドット道東は『理想を実現できる道東にする』というビジョンを掲げていますが、まずその一歩として、『より多くの人が理想を口にする』ということを今回のプロジェクトで目指しています。
どんなに小さなことでも、一人で成し遂げられることでも。
誰かの理想を「いいね!」と応援する人を道東に増やすことで、抱いた理想を諦めることなく目指し続けたり、思いもしなかった出会いが将来の仲間につながることだってあるかもしれません。

こういう言葉や存在に救われる人がこの先どれくらいいるだろう。
ドット道東のある未来。ワクワクするなぁ。

.doto第二段。ビジョンブックも楽しみだ!

コーヒー1杯分くらいのサポートを頂ければ 夜寝る前と朝起きたときに感謝の祈りを捧げます。