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子どもの発達・発達障害・感覚統合

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いつも仕事で関わっている、子どもたちの話。 そのご家族の想い。 作業療法士として、子育てのヒントや子どもの行動の捉え方について発信していきます。
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#発達

子どもの運動発達 その1 【0〜3ヶ月】

赤ちゃんが生まれてから歩くまでの大きな流れを説明するシンプルな話、覚え方とともに。 ①首がすわるまで(0〜3ヶ月) ②4ヶ月 首の座り(定頸) ③56ヶ月 ゴロゴロ(5656)寝返り ④7ヶ月 ナナ(7)ちゃんおすわり上手 ⑤8ヶ月 はいはい(8181) ⑥9ヶ月 クッ(9)と、つかまり立ち ⑦1歳 歩きはじめ ざっとこんな感じ。 学校の勉強ではただ覚えるだけで終わってしまうことも多い正常発達。 でも、運動発達は、その後の人生をつなぐ大事なもの。
 実際はそれぞれの

視覚について

今回の感覚は、視覚です。生まれたばかりの赤ちゃん、実はあまり目が見えていません。 もしかすると赤ちゃんにとって、世の中の情報は多すぎるのかもしれません。 そして、少しずつ視力は上がっていきます。 発達の初期には、こどもは手に触れたモノをなんでも口に運んで遊びます。 それは、口の中にある触覚の方が手の触覚よりも敏感だからです。 そのうち口に運ばなくても、手で触れるだけでモノがわかるようになっていきます。 最終的には触れなくとも、目で見ただけでモノがわかるようになりま