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子どもの発達・発達障害・感覚統合

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いつも仕事で関わっている、子どもたちの話。 そのご家族の想い。 作業療法士として、子育てのヒントや子どもの行動の捉え方について発信していきます。
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#習慣にしていること

前庭感覚について

前庭感覚を知っていますか? 感覚の中でもとーっても大事なのに、世の中では五感「視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚」のことばかり取り上げられるので(というか知られていないだけか)寂しい思いをしていた前庭感覚から、先日相談を受けたので、ここで紹介をしていきたいと思います。 耳で感じる感覚、聴覚ではなく半規管という受容器で感じる感覚のことです。 揺れ、重力、スピード、回転などを感じます。 今回はその感覚の特徴、それがどういう意味合いがあるかを検討していきたいと思います。 前庭感覚

どんな子に育ってほしい?

仕事柄、発達障害と診断されたお子さんのご家族とお話をすることがあります。 多くは未就学児〜小学校くらいのお子さんのお母さん。 話しをしていて、気づくことがあります。 お母さんたちが「どうして、この子はわかってくれないんだろう?」と思っているということ。 それに「どうして(こんなに私はあなたのことをこんなにも考えているのに)言うことをきいてくれないの?」とも。 これは、どこの家庭でも起こりうることだと思う。 ただ発達が難しいと、よりややこしくなることもあるのだけれど

「あなたはスキップできますか?」 弱みがあなたをつくったのかもしれない

よく強みを伸ばそう!と強みの話は聞くけれど、案外「弱み」についてはなくそうとか、ネガティブに話されることが多いので、「弱い」ことってそんなに悪いことかな?という話をしていきたいと思います。 「あなたはスキップうまくできますか?」スキップがうまくできない人の話、たまにテレビでやっていますね。ヒザ神とか変なネーミングでものすごい運動音痴な人がいたりします。冗談でやってなくてそれができるってすごいなぁと思います。そして、おもしろい。 かの有名なおもしろ番組、探偵ナイトスクープで