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同人誌良い子入稿できた

半年?1年ぶり?

表題の通り、二次創作の同人誌(個人誌)を早割入稿できました!
夏コミではありませんが8月下旬の赤ブーイベントにサークル参加予定なので間に合ってよかったです。漫画描くのはいつでもどんな時でも大変なのですが、今回は生きてた中で一番順調に行った!ぐらい前倒しできてよかったです。

できた理由をなんとなく思い返してみる

1.時間的余裕があった
身も蓋もない!私は今のところ外仕事が一切ない立場の人間なので(少し前まではフリーランスエンジニアを名乗っていたがもう空白期間が数年以上経ってしまって専業主婦だなあと)
あまりに余裕があるので新刊2冊出そうかと思ってた時もありましたが流石に無謀でした

2.作業通話仲間や作業アプリが補助してくれた
オタク御用達の作業通話アプリこと「もくり」はサービス終了してしまいましたが、discordで一緒に作業してくれる他ジャンルの友人がおり、大変助かりました。
やはり人間という監視の目が一番サボらずできる。そして、ずっと通話しているわけでなく50分作業、10分休憩(雑談)という所謂ポモドーロを採用することでさらに効率が上がりました。

作業アプリですが、iphoneでgogh(ゴッホ)というものを使っています。

これはアバターが仮想空間で作業しているものを眺めるだけの環境アプリなのですが部屋やアバターカスタマイズのバリエーションが広くてデフォルトでも可愛く、ポモドーロタイマーもついています。
カスタマイズが結構めんどくさいので、適当に選んだキャラや部屋で作業させていますが十分に可愛いし癒されます。ただ、通話ほどの強制力はないですね。しかしお世話になりました!

3.日々の落書きで描く速度自体が上がった

これはちょっと思い込みみたいなところもあるのですが、SNS用にイラストや落書きを描いているうちに効率の良い描き方ができるようになり速度アップに繋がったと思います。今のclipstudioは1枚にかけた作業時間がわかるのですが、完成まで平均3~4時間でした。体感では「描いても描いてもおわんね〜!」だし、時間だけ見るともっと書き込めよ…と反省もするのですが
とにかく計画的に仕上げられたのでヨシとします!

今回、初の試みと今後注意したいこと

多色刷り
今回の新刊表紙はフルカラーでなく多色刷りにしました。
日光企画さんのスモーキーフェアという、渋めの紙に蛍光インクやノンスルーインクといった組み合わせがオシャレでやってみたいと思っていたので。いつやるの?今でしょ!

多色刷り自体は大昔にアナログで便箋作ったりしてたのですがデジタルではほぼ初みたいな感じで、クリスタで描いてphotoshopで加工して〜と中々めんどくさい工程だったです。もっと楽にできないかなあ…

B5→A5に判型変更

B5で描いていましたが、どうもA5の方が良くないか?と思って迷いつつもA5に変更しました。縮小するだけなので簡単です。
ここで学んだのは、「クリスタ書き出し時に縮小した方がトーンが壊れない」ということです。
グレスケ原稿の方には関係ないですが、私は荒めのトーンを使っているのでモノクロ本文はいつもモノクロ二値で出力しています。
B5で出力した本文をPhotoshopでA5に縮小したところ、拡大するとトーンの乱れが見られました。クリスタで書き出し時に縮小したものはトーンが綺麗にレンダリングされていました。
総集編など作られる方でB5→A5など縮小される方はPhotoshopバッチなどでなくクリスタの書き出しが無難だと思います

web用のサンプルも印刷用とは別に最適化して出したほうが良い

ザラザラの荒いトーンや砂目の質感が消えるのが嫌で印刷原稿をそのまま縮小したものをサンプルとして掲載したのですが…二値画像は後からグレスケにしようがRGBにしようが、縮小すると変な見た目になる(少なくともtwitter上では)ので気をつけた方がいいです

本文のガビガビっぷり(涙

webサンプル用に出力しなおしたもの

網やグラデがグレーになるのはいいんですが、万線とか砂目(ノイズ)はそのまま出して欲しいとか、ある程度の線数以下はそのまま表示して欲しいとか…書き出し時に設定できるといいんですけど少し贅沢すぎますかね
(サンプルで砂目が出ているのは標準のトーンでないので)
ラスタライズすれば表示されるのは知っていますがラスタライズも不可逆だし手間だしで…でもセルシスは要望をかなり受け付けてくれるところだと思うので一応問い合わせてみたいと思います。

まとめ

無事、入稿はできたものの表紙のサイズを縮小忘れたり過入金したりと印刷所の方にはご迷惑おかけしました。すぐに対応できてよかったです
あとは出来上がりを待つだけ。
久しぶりの新刊とイベント参加を楽しみたいと思います。
みなさまも良き同人ライフを。

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