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何でタロット始めたの?〜中年男の新しい気づき〜

こんばんは。カフェタロットリーダーのチェリオです。

今回は店でよく聞かれる質問、「何でタロット始めたの?」「ずっとやってたんですか?」というご質問について簡単にかつ赤裸々に綴っていこうかと思っています。

当店は夫婦でカウンターに立っているんですが、タロットの話になると、十中八九、妻がカードを読んでいると勘違いされます。やっぱりタロットリーダーの一般的なイメージは女性なんでしょうね。その流れで、「何でタロット始めたの?」という質問につながるわけです。

まず、「ずっとやってたんですか?」というご質問の答えにもつながるんですが、実際に店でお客様からお金を頂くようになったのは1年半前からです。最初は500円から始めて、1,000円に値上げ、そして今は相場に近い30分3,000円で行っています。
料金を頂くという意味でのプロとしては1年半くらい。その前の勉強期間は半年くらいですかね。ギッチリ詰め込んで勉強しました。ただ、こうなったらデビューしようみたいな踏ん切りは自分でつけないといつまで経ってもデビューできないと思って、「えいっ」と飛び出した感じです。タロットは民間の資格があったりもしますが、「お客様を満足させることが第一、資格は必ずしも必要ない」ということをYoutubeで見たこともあって、それもそうだなと思い、資格は特に取っていません。また、誰かに付いて修行したわけでもありません(Youtubeでは特定の占い師の方の動画を見まくりました)が、今は自分で出来ることがまだまだあるので、もうしばらくそういう感じだと思います。今後、タロットに加えて占星術や他の占術を絡めていく際には弟子入りしなきゃなと思っています。

そうは言いながらも、料金をいただいてリーディングしている以上、今の自分にあるもの全てを傾けています。リーディング後、しばらくして、お客様から当たってた、思い当たる出来事が起きた、など聞くと、自分がやっていることは間違い無いんだな、と日々自信に繋がってます。まあでも、リピートをいただいているお客様は「未来を当てる」ことよりも大事なことに気づいていらっしゃいます。ありがたいことです。

「何でタロットを始めたの?」という質問には、「今まで全然占いには興味なかったんですけど。。。」と答えています。実際、雑誌や朝のテレビで何となく気にする程度でしたし、占術についてもほとんど無知の状態でした。ツイッターでいつも言ってますが、過度のスピ系は今も昔も苦手です。

店をオープンしてしばらくしたある日、うちの店を使ってプロのタロットリーダーがお客様を鑑定するということがありました。それまで占いなんて未来を占うもんだろう、くらいにしか思ってなかったんですが、その時は様子が違ったんですよね。詳しいことは書けないですが、未来を当てるんではなくて、その悩みの「根」がどこにあるのか、その悩みは相談者にとって何なのか、そういう感じだったんですね。

もちろん、仕事をしながらですし、プライバシーもあるので、聞き耳を立てていたわけではありません。所々耳に入ってくる感じでしたが、それでも軽い衝撃を受けました。そして、あぁこれだ、と。

それからは店のコンテンツとしても、そして何よりも自分の好奇心からひたすら勉強を始めました。すると、いい意味で沼ですね。深いです。

まぁ、簡単に言うとこんな感じです。

タロットもウェイト版タロット、トートタロット、マルセイユタロットなどあり、似たようなものでオラクルカードもあったりしますが、今のところ、自分はウェイト版タロットの世界観に魅了されているので、それ以外に手を出す予定は今のところはありません。歴史がちゃんとあって積み重ねられ磨き上げられてきた世界観。それが僕にとっては大事なので、例えばネコのタロットなんかは使いません。スタンダードなパメラ・スミスさんの描いたものを使います。まぁネコは大好きですが。

で、ここが大事ですが、僕は霊感とか何とかそういうものはありません。純粋に占術を勉強し、実践するのみです。占い師の方は特殊な能力があるようなイメージがありますが、必ずしもそうではありません。むしろ、特殊能力のある方の方が少ないのではないでしょうか。過度のスピ系については僕は信じていません。

それでもなぜタロットをやっているのか。それは人生の気づきが多く得られるからです。
レイチェル・ポラックさんの著書などを通じて78枚のカードを勉強すると、占いという意味以上に、その世界観に気付かされることが多いです。生きていく上で、大袈裟かもしれませんが、人生とは、生き方とは、みたいなことについての気づきですね。アラフィフになったタイミングで出会えたのはラッキーかもしれません。

というわけです。「何でタロットを始めたの?」

それは新しい気づきに多く出会えるからです。

そして一人でも多くのお客様にも、その新しい気づきを得て欲しいなと思う毎日です。

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