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cheerioの超個人的レビュー第4回『田中陽子:夕陽のクレッシェンド』

第4回目は田中陽子さんの紹介です。よっきゅんさんです。

今回はレビューの前に個人的なカテゴリー分けのお話を。

80年代〜90年代のアイドルを聴き続けて30年以上になりますが、自分の中でのカテゴリー分けとして次のようなものがあります。

A:当時リアルタイムで聴いていたもの
B:当時は顔と名前は知っていたけど大人になってきちんと聴いたもの
C:当時存在を全く知らなくて、現在でもまだきちんと聴けてないもの
そしてそれぞれに、
①:ルックスは好きだけど、楽曲と歌の世界観がイマイチ好きではない
②:ルックスよりも楽曲と歌の世界観が好き
③:ルックスも好き(タイプ)で楽曲と歌の世界観も好き。最高。

という分類ができます。アイドルと合わせてロックもそこそこ聴いてきているので、ルックスが好きだから楽曲も無条件に、盲目的に好き、となることはないです。また同じアイドルでも曲によってバラつきはあります。まあでも、①〜③のどこかに引っかかれば好きで聴きます。
余談ですが、グラビア、というか水着とかは子どもの頃から興味ありません。

上記の中で③というのはなかなかないんです。

そこで今回のレビューに戻ります。

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田中陽子さんの2枚目のシングル、1990年7月25日発売『夕陽のクレッシェンド(作詞:森雪之丞 作曲:いしいめぐみ 編曲:鷺巣詩郎)』

最初に言いますが、個人的カテゴリB−③です。最高です。

というか、同年11月7日発売のアルバム『Invitation』全曲最高です。

というか、『田中陽子』というアイドルとしての存在が最高です。

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アイドルとしての活動期間は1年ちょっとくらいと短かったようです。

当時の日本はバンドブーム真っ只中、僕も高校に入り既にギターを握っていた頃なので、アイドル雑誌はチェックしていたものの、よっぽどじゃないと音源までチェックすることはなくなっていました。むしろロックの方の音源チェックで忙しくしていました。そういうわけで、当時の僕は完全に田中陽子さんの音源チェックを見逃してしまっていました。鼻にホクロのあるアイドルくらいの認識。

それが大人になって、ちゃんとCDを入手して聴いてみるとね。。。。アルバム通して捨て曲なし、そのままスッと聴けてしまえる曲たち。これってなかなかないことなんですよ。

でね、自分が大人になったからこそ分かることなんだけど、田中陽子さんのルックスの素晴らしさ。写真より動画で見たら更に魅力アップ。裏表のない無邪気な小悪魔。動画の中のインタビューでも言及してあったけど、『目』が魅力的。

アイドル作品というのは、本人が歌詞を書いているわけではないので、本心で歌詞通りのことを思っているのか、というのは微妙なことが多いと思うんですよね。大人が考えた方向性に沿って活動していたんだろうし。そう考えるとメッセージソングの類はちょっと響いてくる可能性は少なくなるんだけど、それでも歌詞が描写する物語をきちんと演じれるか、というところは、その作品が魅力を持ちうるかという点で大切。そこがアンバランスだと聴いていてちょっと引っかかったりする。

話を戻すと、アルバム1枚を丸々スッと聴けてしまうということは、田中陽子さんがきちんと演じれているということなんですよね。それってありそうでなかなかない。作品として素晴らしいと思うんです。本人の本来のキャラと曲が合っているかどうかなんて超越している話。田中陽子さん本人が夕陽のクレッシェンドの歌詞のように男子を一歩引いて見つめていくような女性かどうかなんて、別の話。でも聴いてて違和感がないというのはきちんと表現できているということ。

と、ここまで書いておきながら言うのもなんですけど、動画で見ることのできる姿は歌詞云々を抜きにして、その姿だけで心奪われる魅力があります。特に目力。ふとした時に見せる色気のある表情。カメラ目線での堂々としたパフォーマンス。大物だと思います。

ネットで調べたら年齢的には1つ上の学年になるんですね。中学や高校時代にこういう先輩がいたら、色気もあるしドキドキしたやろうな。ちょっと意地悪にイジられてモジモジしてみたかったです 笑

動画があったので貼っておきます。

夕陽のクレッシェンドはサビのメロディから始まる印象的な構成ですね。個人的にサビの『あなたらしくいて』の歌詞のところの譜割が好きです。あと個人的に指をさすような振り(中村由真さんの『パニック』など)が好きなので、サビの大きな動きからの指さしの振りも最高。その時の目力も最高。サビ後の間奏に入るときの表情も最高。とにかく好き。あ、話題になっていたらしいパンチラはそこまで好きじゃない 笑

好きすぎて冷静さを欠いたレビューでした。。。

でも、これだけは。

今この時代に80年代90年代アイドルに興味のある方は、田中陽子さんを外すことはできないし、『Invitation』は必聴でしょう。

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