紅茶が苦手な話

ポケモンプレゼンツは見ただろうか。
私は過去記事で書いた通り、BWリメイクが100%発表されると予想していた。
しかし、発表されたのはレジェンズZ-Aだった。
まさかBWより先にカロス関連がくるとは思いもしなかったが、幻の「ポケモンZ」が発売されると思ったら妥当か。
しかしまぁ、BWリメイクは来年までお預けとなったわけだ。
最新グラフィックのフウロを見るにはもう少し時間がかかりそうだ。

コーヒー?紅茶?タバコ?

嗜好品、皆さん好きだろうか?
コーヒー、紅茶、タバコやガムなど
なかでもコーヒーや紅茶は嗜好品の代表例と言えるだろう。
私はコーヒーなら砂糖さえあればどうにでも飲めるのだが、紅茶に関しては全く受け付けない。

最近、フルーツミックスティーなるものを発見し購入してみた。
飲んでみた所、スッキリしたミックスジュースといった感じで「ようやくマトモに飲める紅茶が見つかったぞ!」となっていたのだが、時間が経つにつれ、口や鼻に残る紅茶の匂いでやられてしまった。
紅茶要素ほぼ0、98%フルーツジュース。みたいな紅茶だったのにそれすら無理だったのだ。
自分が紅茶を苦手だと気づいたのは高校生の時だ。

フランスの庭?

高校二年の時、当時所属していた新聞局の部室には、お菓子やコーヒー、紅茶など本来部室にあってはいけないものが多数あった。
というのも、顧問がそれらを容認していた…というか、お菓子にしろ飲み物にしろ、持ってくるのは顧問だった。
昼休み、友人と3人で部室に入り、紅茶を飲むことになった。
そこら辺に売っているティーバッグタイプのストレートティーだ。
手慣れた様子で紅茶を淹れる友人S、どうやらSは普段から紅茶を飲んでいたようだ。
自分ともう一人、友人Aは紅茶もコーヒーも苦手だった。

そもそも、なぜ昼休みに部室に入る事になったか
修学旅行前で、私達はとにかく彼女が欲しかった。
修学旅行ではディズニーに行くのだが、例年カップルは二人で行動するのが認められていた(本来はグループ行動)
私達陰キャオタクトリオは、どうにかして彼女を作りたかったのだ。
「まずはカタチからだよな」
「髪とか?顔はどうにもならないよ?」
「いやいや、コーヒーとかかっこつけて飲みたいじゃん?」
なんとも知能の低い会話である。
一応進学校だったのだが、私達は普段からこんな会話しかしてなかった。

てな会話のおかげでまずはコーヒーではなく紅茶を。となったのだ。
Sの淹れてくれた紅茶を一口すする。
うーん…香ばしいこのかほり…
苦手だった。
誰が淹れたとか関係なく苦手だった。
そしてAが紅茶を口から垂らしながら叫ぶ。
「フランス!フランスの庭!フランスの庭飲んでる味!!!!!」
きたねぇ。口からダバダバ紅茶溢れてんだよ。てかフランスの庭飲むってお前フランスの庭飲んだことあんのかよ。
いや、言いたいことはわかるのだ。
紅茶を飲んで「フランスの庭」という表現は正直脱帽した。
的確すぎるほどだ。
しかし、それはニュアンスとして理解できるのであって、実際にフランスの庭を飲んだことない我々は半ばパニック状態だった。
Aは独特なボキャブラリーセンスの持ち主だった。
「市営バスの味がする」だとか「ばあちゃんの小指食ってるみてぇだ」とか、ちょっとイカれてる友人なのだ。
そしてAが馬鹿騒ぎしたせいで部室に通りかかった教師が入ってきて我々は無事お縄となった。


大人になったけど

病院に入院してる時なども、夜眠れない時に温かい紅茶を淹れた事が何度かある。
しかし、場所が変われど私の紅茶に対する苦手意識は変わらなかった。
喫茶店で紅茶を頼んだこともある。
しかし、プロが淹れてもどうにも飲めない。
砂糖を入れるとか、そういう次元の話ではなかった。
コーヒーは砂糖を入れれば飲めたが、紅茶はそもそもの味が苦手で砂糖を入れても変わらないのだ。
そんな私に希望の光が一筋現れる。


スパイスのおかげ?

そう、それは「チャイ」だ。
インド式のミルクティーといった所か。
スパイスの香りが絶妙に紅茶本来の味を消し、私でも美味しく飲める紅茶だった。
名前がめちゃくちゃ強そうな「ロイヤルミルクティー」も何度か飲んだのだが、チャイの方が美味しく飲めた。
インド人には足向けて寝れない。
しかし、チャイは紅茶の一種に数えていいのだろうか?


エッフェル塔でリプトンを

もう25歳、この先味覚が変わって紅茶が飲めるようになる。というのはまずないだろう。
しかし、いつかはエッフェル塔でリプトンの黄色いティーバッグを淹れてみたいものだ。


お わ り

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