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版画の作者は田島征三さんだった!

先日、押入れから見つけた版画が迫力があって素晴らしいのに
作者が誰に訊いても解らない
とにかく額装をしてもらったが
東京で息子夫婦と、子供にどんな絵本を与えたかという話になった時
色々な絵本の名前が出たが
その中の田島征三さんの絵本をかなり読んだなと思い出した
そこで署名を読むと、これまで解読出来なかった名前がseizoと読めるではないか

というわけで、タンスの中に35年も眠っていた版画の作者が田島征三さんと判明した
そういえば35年前、田島さんが倉吉で、音楽に合わせながら絵を即興で描くというパフォーマンスがあり
その時にこの版画を買ったのではと思い出した😅
その後、田島さんは、住んでいる日の出村が、ゴミの最終処分場になることに反対運動を起こされたが
子供が大きくなった頃、田島さんの本をより多くの子供達に読んでもらいたいと「鳥取こども学園」に「すもも」というシルクスクリーン作品と共に絵本も寄付してしまったのだった
そこで田島さんは今どんな絵本を創っておられるのかと調べると
「た」という絵本を見つけたので、即注文した😍

今日「た」が届いたので見ると、これがスゴイ!!
稲が出来るまでの行程が「た」を使った言葉で、たがやす、たねまく→

たちまちめがでた、たいよう、たくましくそだつ→
虫が出たり、イノシシが出たりで→たいへん、たいへん、たたかう→
たわわにみのる→たからのふうけい→たよる、たすける、たすけあう→

→たいせつ、たくわえる→たてまつる、たたえあう→たのしむ、たのしむ→
たべる→たらふくと続き
稲作をこんなにダイナミックに描いた本は初めてではとビックリ
私が研究している水利共同体に合わせたような水の神「竜」の版画の発見と共に
これはもう田島征三さんとの運命の再会です😍

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