★今日の一曲★

モーツァルト ピアノソナタ第11番K.331 (300i)

この曲の1楽章のテンポはアンダンテって書いてあるんだけれど、前にレッスンを受けて「曲の速さ」の意味を学んだ思い出の曲。

アンダンテは「歩く速さで」という意味なんだけれど昔の本は「女性が歩く速さで」なんてのもあるくらいなんともあいまいな速度記号だよね。
でもレッスンで先生に
「アンダンテはドイツ語を話せる人とそうでない人では全く解釈が違う。ドイツ語話す人のアンダンテは結構速い、アレグロ(速く)に近いと思った方がいいよ。モーツァルトはドイツ語話せたからこの1楽章があなたが思っているより速く弾きなさい」
と、教えてくれた。なるほど。
確かにこの曲をユーチューブで聴き比べると人によって大分速さに違いがある。ぜひ聴いてみて。
それ以来アンダンテって書いてあるとこれを書いてる人どこの国の人だっけと気にするようにしている。

僕の先生はなんでも知っていて、自分の知らないことがあると生徒に対しても「そうなの?知ってよかったわ」っていうとても素晴らしい人だなってこの曲を聴くたびにそのレッスンのことを思い出すそんな曲。

ユーチューブではこの人が1番先生の言っていたモーツァルトが思っていた「アンダンテ」に近いかなと。音の処理がめちゃ上手い。

そろそろ楽典のまとめをやりはじめたい・・・・


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