ビンディングペダルをやめた

ロードバイクを持って半年。ビンディングペダルをやめて、フラットペダルにすることにした。

私には不要だったと思う。

東京は信号が多く、ストップアンドゴーの繰り返しだ。速いスピードで走り続けられない。それに、道が狭いし交通量も多いから、どこででも気持ちよく乗れるわけじゃない。むしろ交通事故の心配をしないで安心して乗れる道なんてめったにない。
そんな東京で速く走るためにビンディングペダルをつけても、付け外しがストレスなだけではないか?

私は「速く走る」のを求めていなかったと思う。ビンディングペダルにした理由は、周りの自転車友達がみんなつけてるから、すすめられたから、せっかくロードを買ったのだから、ビンディングに挑戦してみたかったから、だ。試しにつけて乗ってみるが、邪魔なだけだと思ってしまう。

私のライドスタイルは「旅して」「楽しむ」ことだ。ただ走るだけじゃなくて、道端の変なものがあったら足をとめたり、森の中に入ってみたり、観光もしたい。そのとき、ビンディングシューズは非常に歩きずらい。まず、森の中は入れない。前に福島に自転車旅行に行ったとき、磐梯山に登った。頂上に小富士があったのだが、ビンディングシューズでは非常に登りづらかった。時間に余裕がなかったら途中で引き返すことになっていただろう。会津若松の「さざえ堂」では100段以上の階段を上っただろうか。伝統的な木造建築物である「さざえ堂」にビンディングシューズで入ったときには、床を傷つけやしないかとひやひやした。

ビンディングペダルにしてよかったことは、登りで引き足が使えるのでだいぶ楽になるということだ。この感覚を捨てるのはちょっと惜しい。

ちょっと楽になるのと引き換えに行動を制限されてしまうのはおかしいと感じる。うん、ビンディングやめよう。

ビンディングを外して自由になったら、峠をチャリで登って、軽く登山、なんてライドをやってみたいな。自転車旅もしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?