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iPS細胞の山中教授、寄付金募集はおかしいのでは?

ふと目にした見知らぬ人の投稿にものすごく疑問を感じたのです。

「山中先生の寄付金集まっててよかった」

そしてiPS細胞研究所のサイトを見てみると、、

結構目立つ感じで寄付金募集が出ていますね。

今や誰でもクラウドファンディングなどを利用して寄付金を集める時代。別に山中先生が寄付金を募集しようと大したことではないのでは?と思うかもしれません。

でも、iPS細胞はどれだけの益を私たちにもたらしているでしょうか。

世界中がこのiPS細胞による再生医療や現在行われている疾患治療についての新たな展開に大きな期待をしています。そして今年世界初のiPS細胞から作った角膜移植が日本で行われました。

今後もっと様々な疾患にその研究が応用されていくことと思います。また、先日私はわざわざ中東から「山中先生がいる日本だから」という理由で日本に留学を決めたという留学生に会いました。日本が安全だからとか日本が好きだからとかではなく、ただ一択「山中先生のiPS細胞」の研究所が日本にあるからという理由だけです。

日本という国は、もっとこのことに重きを置いてもいいのではないでしょうか?

iPS細胞研究所で寄付金募集のページが大きく扱われているということは、すなわち国からの援助が十分でないことを如実に表しているとも言えます。また私が目にしたようにこうしたことを特に考えず「寄付金が集まっててよかった」と思っている人もいるかもしれません。

これだけ世界中の医療発展に歴史的な貢献をしている山中先生の研究が一般の人からの寄付金を募集しなくてはならないのでしょう?私はそれが疑問でなりません。もっと国を挙げて十分な補助金と施設を提供するべきところではないでしょうか。

そしてもし寄付金が集まっているなら補助金はいらないかのごとく扱われているのであれば、、、。この国は自国の素晴らしい技術と人材をどんどん失うことになる一方ですよね。

iPS細胞の研究成果は多くの患者にとって希望の光どころではなく、現実的な生きる力となっているのです。もっともっと尊重され、研究が十分に可能な環境を維持できるようにしてほしいです。そしてもちろん私たちもほんの少しずつでもいい、継続的な支援をしていきましょう。

価値あるものが評価され、守られるために。






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