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【本】について

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本の紹介、本についての記事をまとめました。
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#読書感想文

【ブックレビュー】永遠の仔

久しぶりに長編小説を読んだ。 文庫本で5冊分、なかなかのボリュームであった。 1999年発表、…

バラクーダ
2か月前
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【ブックレビュー】なぜ働いていると本が読めなくなるのか

 久しぶりに新書を買った。  寝る前の読書は続けているが、最近は小説、特に短編小説ばかり…

バラクーダ
4か月前
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【ブックレビュー】100万回生きたねこの、100万分の一回のお話

1977年刊行、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』 説明不要、絵本の金字塔です。 その…

バラクーダ
4か月前
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【ブックレビュー】坊っちゃんだらけの松山で『坊っちゃん』を読む

先日の愛媛旅行に向かう道中、せっかく松山に行くのだから『坊っちゃん』を読んで向かおうと思…

バラクーダ
5か月前
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【ブックレビュー】村上春樹訳で読むレイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』

ジョナサン・レセムはチャンドラーをこう評している。 清水俊二さん訳の『さらば愛しき女よ』…

バラクーダ
7か月前
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最近読んだ本 5選

先日『習慣』に関する記事を書いた。 そこでは触れなかったが、自分が習慣にしている趣味は何…

バラクーダ
8か月前
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ブックレビュー 【砂の女】

安部公房(1924~1993) 『砂の女』 私が安部公房作品を読んでいつも感じるのは、「こんな作品を書いてみたい」という憧れから引き寄せられる力と、「私にはこんな作品は書けない」という諦念から突き放される力だ。 この同時に訪れる作用・反作用の力は私を悲しませるものではなく、むしろ喜ばせるものである。 嫉妬や悔しさなど思うわけがない、ただ感謝の気持ちが残る。 同時代とは言えないが、後の時代に生まれて(作品を読むことができて)良かったと。 私の初めての安部公房体験は『箱男

【品田遊】全作品レビュー

noteでも大人気のクリエイター品田遊さん。 私は、旧Twitter(あえてXとは書かないです)のダ…

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