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BDZ-AT700 ブルーレイレコーダーが故障です。

ソニーのブルーレイレコーダーBDZ-AT700が故障しました。
暫く通電していなかったのですが久しぶりに電源を入れたら
HDDの音が変です。
エラーメッセージが出て起動しません。

「E6100」

ネットで調べるとこのシリーズ及び後継機に多い故障として
E6101 E6100などが表示されて起動しない現象が頻発していることが
分かりました。
このBDZ-AT700シリーズには良くある定番の故障みたいです。
ヤフオクにはこの故障で不動になったものが多く出品されているようです。

中には分解してパーツとしての出品もあります。
調べてみるとエラーメッセージ「E61XX」はHDDの故障によるものだと
いう事が分かりました。

恐らくBDZ-AT900/BDZ-AT500とAT700は中身は一緒でHDD容量の違い
だけと思われます。
ですから全てのタイプで起こる現象でしょう。

YOUTUBEで試行錯誤の動画は有りますが、
あまり成功例は無いみたいです。
データ復旧業者の成功例はありました。

どうしても取り出したい録画番組は一つだけです。

さてどうするか?

今まで数多くのソニー製品の中身を見てきました。
その観点からするとこのブルーレイレコーダーはソニーらしくない
作りでがっかりした機器です。
まず、ブルーレイレコーダーとはAVなのか家電なのか、
あいまいな位置づけだと思います。
ソニーはオーディオメーカーです。
ブルーレイレコーダーは家電的な要素も含んでおり、その部分は
ソニーの得意とするところではありません。
そのせいなのかも知れませんね?
等と納得しながら内部を分析します。

電源回路のトランスは全くショボいです。
HDD取り付け部には振動防止用のクッションが入っていません。
(音声信号しか扱わないNAC-HD1はクッションでHDDを支えています)
かなり安価と思われるネジを多用していたり、
HDD取り付け金具を基板に乗せて
一本のねじで金具と基板を同時に固定しているなど、
これでもか!!!
というくらいコストを削っているのが分かります。
こんなお工作みたいなネジ留は初めてです。
全くソニーらしくありません。
用途的にはAV寄りですが作り的には家電だと思いました。
家電は価格競争が非常に激しい分野です。

HDDやBD/DVDドライブは他社からのOEMですから
本体価格の割には製造メーカーとしては薄利なのだと思います。
ほぼ2年程度がモデルチェンジサイクルで大量生産もできず、
他社との差別化を打ち出すほど高度な技術は使われていなく
パーツや部品をプラモデルの様に組み合わせただけです。
これがブルーレイレコーダーの現状です。
一つだけ評価できる点がありますね。
それは Made in japan です。
これだけでも所有者しての安心感と満足度は増します。
故障はHDDディスクですが
こちらは Made in Thailand です。

故障したHDD タイ製

購入から14年です。
年数からするとHDDの寿命としては妥当だと思いますが、
使用頻度(実際の稼働時間)からすると短いなと感じます。

500GBの容量全部使い切らない程度の録画データしか取り込んでいません。
実使用は7年もありません。
本体は正常と思われるのでHDD交換で蘇れば儲けもの。
しかし成功例が見つからないので難易度は高そう。
デジタル映像のコピーガードは音声よりも強度と思われるので
以前のNAC-HD1のHDD換装の様にはいかないだろうと推測します。
廃棄するにも費用が掛かる時代。
迷います。
もう少し調べてみます。
次回に続く。


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