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コスタリカ ジャガー アナエロビック ナチュラル

Loop coffee(やさしいコーヒー)

群馬県みどり市にある「珈琲バール karei」が、環境や人、動物に「やさしい」コーヒーを、月に一度お届けするサブスク「Loop coffee」。
本記事では、今月お届けしたコーヒー豆の「ストーリー」をご紹介します。

Loop coffee


「ジャガー」の生息地を守るために

「中米のスイス」と呼ばれ、軍隊を持たない平和主義の国、コスタリカ。 さらに「地球幸福度指数」No.1に選ばれたり、国をあげて環境政策にも取り組んでいます。

2010年から開始されたジャガーコーヒープロジェクトは、高い品質水準を満たした小農家の「完熟コーヒー」だけを使用して作られています。

ジャガーコーヒーは、東南アジアでよく行われている伝統的な精選方法で作られ、手選別、自然発酵を行い、機械乾燥ののち天日乾燥という手順を踏み輸出されています。

収穫の様子

このプロジェクトでは、近年の森林伐採によって絶滅危惧種に指定された「ジャガー」の生息地を守るために、コーヒー豆1ポンド(約450g)当たり、最低1セントが寄付されます。

皆さんがこのコーヒーを購入することで、コスタリカのジャガー保護の活動に貢献することができます。


サンディエゴ加工場でアナエロビック発酵

サンディエゴ加工場は、1888年にタラズ地方とトレスリオス地方に設立されました。コスタリカでは、その加工場がどのように生産者コミュニティと付き合っているかが、とても重要なことです。歴史の長いサンディエゴ加工場は、生産者からの信頼が厚く、品質を上げるためのトレーニング等を生産者さんに提供し続けています。

最近では、さまざまな加工方法を商業的に行なっており、イースト菌を使用した加工方法や温度管理ができる発酵タンクを使用した加工方法など、かなり進んだ加工場となっています。

手選別の様子

今回は、収穫したコーヒーチェリーを真空状態のタンクに数日保存することで、微生物の働きを活性化させて乳酸やリンゴ酸を生成し、その後アフリカンベッドで天日乾燥しました。

天日乾燥の様子

コスタリカには美味しいコーヒーがたくさんありますが、ジャガーを守るコーヒーは、美味しさだけで評価されているのではありません。

生産に関わる小農家さんやそのコミュニティの生活向上、また、地域の環境保全という観点も含めて品質の一部として考えられています。

ジャガーコーヒーが、産地の皆さんとつながっていることを感じながら、ぜひご賞味ください。

豆のデータ


※本内容・写真は、生豆を購入した「海ノ向こうコーヒー | 産地のストーリーとともにお届けするスペシャルティコーヒー (uminomukou.com)」さまより引用、加筆させていただきました。

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