「無人島に持っていくレコードは?」に答えました。
※水曜日は質問に答えています。
【質問】
「無人島に持っていくレコードっていう質問ありますよね。林さんどうします?」(カウンターで「質問、何かないですか?」と言って、無理矢理、質問してもらいました)
【答え】
今ちょっと思いついたのですが、ギターを持っていって良いのなら、「ギター練習曲集」を持っていきます。そしてギターがすごく上手くなります。
と思ったのですが、「聞く人」が他にいないのに、練習するかなあ、あれって誰かに「うわー、素敵!」って思われるから、一生懸命、練習するのじゃないのかなあ、とちょっと悩んでいます。
そういう意味では「作曲」をしてみたいなあと思うので、「作曲法」とかいうレコードがあれば持っていきたいです。でもそういうレコード、ないですよね。
ところで今、こう思いませんでしたか? 「無人島でいくら良い曲を作ったって、それを聞かせて『うわー、素敵!』って言ってくれる人がいないと、曲なんて作る気ないんじゃない?」
それがどうも僕の中では違うみたいです。
ギターの演奏が上手くなるには「反復練習」が必要ですよね。そういうのって僕にとってすごく「苦しみ」なんです。無人島で一人でいるのに、そんなに苦しいことはしたくないかな、と思います。
でも、作曲って「うわ、こんなのが出来た。なるほど。ここをこういうコードにするとぐっと切なくなるんだ」とかなんとか一人で考えるのはすごく「喜び」なんです。別に誰かに聞かせられなくても「うわー、すごく良い曲が出来ちゃった」とかなんとか、楽しめそうです。
※
それで今、思いついたのですが、質問を「無人島に持っていく本」に変えちゃって良いでしょうか。
無人島には「小説の書き方」の専門書みたいなのを持っていきます。
よく耳にするのですが、やっぱり小説も書き方を学んだ方が良い作品が書けるそうなんです。
で、大学で研究されている専門書のような本で、「物語の構図」とか「人物設定」とか「どういう恋愛物語が人を魅了するのか」とかいうのをゆっくり読んでみたいです。
それでたくさん物語を書いて「うわー、これはもし日本で出版されたら大ヒット間違いなしだな」とか「この作品は映画化されちゃいそう」とか「この作品で『林伸次が新しい世界に到達』とか言われちゃうぞ」とかなんとか一人でムフムフしたいです。
そして、今ちょっと想像してみたのですが、無人島ということは、周りに話す相手、誰もいないんですよね。それがこれから20年とか続くわけです。
夜は真っ暗で、鳥の鳴き声と、風と波の音しか聞こえません。
これはすごく孤独で狂気な面白い作品が書けそうな気がしてきました。そうかあ、一人で1年間とか山にこもれば良い作品が書けるのでしょうか。
※
すいません。全然、質問に答えてなくて、どうでも良い個人的な話になっちゃいました。
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