バブルっぽいのがどうしても好きみたい

※土曜日は読む人が激減することが判明したので、個人的な話を。

先日、「高円寺の4丁目カフェが好き」と書いたところ、「林さん、4丁目カフェ好きなんですか? 私もたまに利用するんですけど、あそこってバブル臭がしませんか?」と言われました。

確かに、4丁目カフェ、バブル感ありますね。

僕、47才でして、1987年に東京に来たので、ちょっとだけバブルにかすってるんですね。で、たぶんそのバブル感があると落ち着くし「良いなあ」って感じるんだと思うんです。

で、その話をした彼女は僕の7才下なので「バブル臭はちょっと…」って感じるようなんです。

 ※

数年前のこと、妻と二人で代官山のある話題の某飲食店に行ったんですね。

そしたら店員が「少々お待ちください」って言って、2、3分、待たされたんです。

その飲食店、数カ所、空いてるテーブルはあったんです。「え、どうしてそこに通してくれないんだろう」って思ってたら、なんかすごく良い席に僕らを通してくれたんですね。

ちなみに妻は元某有名アパレルでして、お洒落なんで、飲食店でそういう待遇されることってよくあるんです。

で、「なるほど。良い席を用意してくれてたんだ」とか思って、席についてワインを選んでいたら、そこに新しく入ってくるサンダルに短パンみたいな格好をしたお客さんは、待たせたりしないで、数カ所空いてた狭いテーブルに通してるんです。

そういうのってすごく「バブルっぽい」ですよね。

そして僕と妻はそういうバブルっぽさって結構好きなんです。せっかく外で美味しく食事をするんだから、綺麗な格好で行くのがお店のためにも自分たちのために良いはずって気持ちが心のどこかに染み着いているんです。

で、その冒頭の女性は「ああ、あの店、私、わかんないんですよねえ」ってことらしいんです。

彼女、「林さんと私の間には、バブルがOKかダメかっていう大きな河が流れている」って言うんです。

 ※

これ、何度も言ってることなのですが、最近とにかくどの飲食店もカジュアル化が進んでいますよね。

店員もすごくカジュアルな服装で、接客の言葉も「こちら○○でございます」とか言わないです。

そういう方が堅苦しくないし、リラックスして食事の時間を楽しみたいんですよね。

そういう感じ、もちろん僕も好きなのですが、お客さんがちょっと頑張ったり、店員側もそれに答えてくれたりするのも好きなんです。

でもそういう「バブルっぽさ」ってもう古いんだろうなあ、「面倒くさい」とかって言われるんだろうなあって思っている47才の冬です。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「妻が最近、何かと写真を」です。

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