質問するときは選択肢を、とSMAP

初対面の人と話すときの「話題」ってどうしてますか?

職業を聞いたり、出身地を聞いたり、って感じでしょうか。

ちなみに、ブラジル人はなぜか「家族構成」を聞いてきます。「僕の家族構成を聞いて何が面白いんだろう」と思うのですが、家族を大切にしている人たちなので、初対面の人の家族がどういう感じなのかって気になるんでしょうね。

ところで僕は「恋人がいるかどうか」を聞きます。変ですか?

これ、例えば一般的な職業か出身地を聞くとなると、「出版業界ですか。最近はどういう本が売れてるんですか?」とか「徳島出身ですか。阿波踊りが有名ですよね」とかいう話になりますよね。正直、退屈です。

それよりは、「恋人」について質問する方が、もっと楽しい「その人ならでは」の話が聞けるんです。

で、「恋人います」ということになれば「どんな人なんですか?」と聞き、「恋人いないんです」ということになれば、「どういうタイプが好きですか?」という話をします。

さて、あなたは「どんなタイプが好きですか?」と突然質問されたら、「まず顔は瞳ぱっちり系というよりもちょっとスッとしていた方がよくて、明るくてこういう場所でもどんどん発言する感じで…」ってスラスラと出てきますか?

これ、普段からこういう会話に慣れていないと「うーん、好きなタイプですか… うーん…」ってなってしまうんです。

こういう「漠然とした質問」をするときは「選択肢をいくつか提示する」と答えやすいというのはご存知でしょうか。

例えば「ワインはどういうのが好きですか?」って言われたとしますよね。

これ、日々、ワインのことを考えて言葉にするという習慣がないとまず「うーん、好きなワインですか… うーん」ってなってしまいます。

だからそういうときは「例えば、しっかりとしたフルボディの赤ワインとか、フルーティで飲みやすい白ワインとか、あるいはビオワインでブドウを絞ったそのままみたいな味わいのワインとか」っていくつかあげてみると「ああ、それだったらフルーティな白ワインかな」って感じで答えられます。

で、同じように「好きなタイプ」もそういう「選択肢」を与えてあげると答えやすくなるというわけです。

「例えば、サーフィンとか好きなタイプとか、文系で読書が好きなタイプとか、学生の時にラグビーとかやってたタイプとか」って言うと、「ああ、私、どっちかと言えば文系が好きなんです。でも最近よく言われる草食系っていうのもどうも苦手で…」って感じで答えてくれます。

 ※

さて、そういう時に話をすごく手っ取り早くわかりやすくするために「SMAPの中で誰が好き?」というのがあります。すごくベタですよね。でもこれ、すごくわかりやすいから便利なんです。

「シンゴちゃんね。なるほど」とか「え、キムタクなんだ…」とか、やっぱり5人ともキャラクターがはっきりしているから、「その人の好みの傾向」みたいなのがわかりやすいんです。

だから僕は時々「SMAPの中で誰が好き?」という質問をしていたのですが、どうやら解散みたいでこれから使えないですよね。

じゃあこれからは「嵐の中で誰が好き?」にするしかないのかなあ、でも僕、オジサンだから、嵐の5人の名前が言えないんですよねえ。もちろん顔は知っているのですが…

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「僕が嵐で知ってる名前」です。

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