日本の街中で、どうして嘔吐物をたくさん見かけるのか考えてみました(食事中の方、すいません)

僕は、外国はイギリスとブラジルと韓国と香港しか行ったことないのですが、ちょっと気になることがありまして。

街中とか電車のホームで嘔吐物って見かけますよね。あれ、僕、他の国で見たことないんです。

どの国も結構飲み屋がたくさんあるディープな場所に行ったのですが、どの街にも嘔吐物、見たことありません(たぶん本当はあるとは思うのですが、僕は一度も見かけませんでした)。

でも日本って結構多いですよね。僕は渋谷で働いているので、この年末の時期なんかは数メートルおきに見かけます。電車のホームでもしょっちゅう見かけます。

これ、「日本人は嘔吐することを恥ずかしいと思わない」とかってことなのでしょうか。いつも気になっている現象なんですね。

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ところで、以前、ある友人が働いていたイタリアンレストランで飲み放題を始めたらしいんですね。

で、「売り上げ、来客数、伸びた?」なんて聞いてたら、「伸びたんだけど、店の中で潰れる人が出たり、トイレ掃除とかがもう大変で、スタッフがやる気失せるんだよね」という話だったんです。

この「飲み放題」が一番の原因なのでは、と僕はよんでいます。

飲み放題、聞くところによると、「幹事側が楽」なんだそうですね。「あの人は全然飲んでないし、でもこの人はすごく飲んだし」っていうのを気にしなくて、みんな一律にお金を請求できるし、「飲みたい人はガンガン飲んでよ」っていう「飲み会最高!」的な空気にもなるし、みんながハッピーなんだと思います。

でも、飲み放題だと、必ず飲み過ぎちゃう人が出没して、街中で嘔吐ということになるのではと思います。

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この飲み放題、僕の記憶では僕がバーテンダーを始めた20年くらい前は「一部の大手居酒屋チェーン店のみ」だったような気がします。

僕の感覚としてはリーマンショック以降にどこもお客さまが激減して、それに対応する形で普通の飲食店も「飲み放題」を始めたように思います。

ところでこの飲み放題、お店側は儲かるかというの気になりますよね。

僕は昔、シュラスコというブラジルのバーベキューの食べ放題のお店で働いたことがあるんですね。

あれ、まず金額以上食べられる人っていないんです。さらに、女性ってほんと食べられません。でも一律にみんなから3000円とかって金額を回収できるわけです。結構、お店側が儲かるシステムになってるんです。

さらに「○○放題」がお店側にいいところは、2時間制とかって時間が決まっていますよね。だから、2時間後にはお客さまは退店していただけるので、その2時間後に新しいお客さまのご予約を受けることが出来るんです。回転率がすごく良いんです。

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でも、最近の飲み放題の金額を見ていると、「これはさすがにお店側は儲からないでしょ」みたいな金額のところありますよね。

あれってやっぱり「他のお料理をたくさん注文していただいてトントン」って感じなのでしょうか。

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なにはともあれ、お酒を飲む機会が増える年末年始、飲み過ぎにはご注意ください。

#コラム

年末の営業は30日まで、年始は4日から営業いたします。

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僕が選曲したCDです。Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa → https://goo.gl/tOKcGu

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bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「1ヶ月近く毎日カレーを食べてたら」です。

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