飲食店って楽しいなあ、と『バーのマスターは「おかわり」をすすめない』

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

飲食店って1ヶ月に何回くらい利用しますか? ほんとそれって人によりますよね。大都市で住んでいる独身男性なんかはほぼ毎日、昼と夜の2回、喫茶店でのお茶なんかもカウントすると、1ヶ月に100回くらいは飲食店って利用していそうです。

郊外に住んでいるお子さまもいらっしゃるご家庭だと、1ヶ月に数回、「今日は息子の誕生日だから焼肉屋さんで贅沢して」とか「近所に美味しそうな開店寿司屋さんが出来たから日曜日の夕方に家族で」とかって感じでしょうか。

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ちなみに僕の実家は両親が忙しかったという理由もあるとは思うのですが、本当に頻繁に外食をしました。

だからかどうか、僕は飲食店が大好きです。小さい個人店はもちろん、チェーン店でもとにかく飲食店に入ってそこで食事をするのが好きです。

初めてのお店の入り口に立って、看板やメニューや外から見える店内の雰囲気なんかを見極めて、「えいや!」って気持ちを決めて、扉を開ける瞬間が大好きです。

そこで店員が「いらっしゃいませ」と僕に声をかけてくれるところから始まり、席に通されて、メニューが出てきて、「ああでもない。こうでもない」って考える瞬間が大好きです。

そして、飲み物が来て、お通しがあったりなかったりして、料理が来て、説明があったりなかったりして、僕のグラスが空になったら、「おかわりお持ちしましょうか?」って勧められたり勧められなかったりして、そういう「そのお店ならではの方針」とか、もちろん「美味しい料理」とかをチェックして楽しむのが大好きです。

そういう「飲食店って楽しいなあ」って感じの本が9月9日に出ます。

僕がbar bossaで日々、考えていること、例えば「飲食店でライブをすること」や、「DJとリクエストのこと」や、「お酒が飲めないこと」や、「フライヤーをお店に設置すること」や、あるいは、「妻が見た渋谷のうつりかわり」や「東京の都市の飲食店のあれこれ」や「奥渋谷のこと」や、「飲食店経営者からの質問に答えるコーナー」や、僕の思い出のお店のことなんかも書いています。

いろんなところで発表した文章が多いですが、書き下ろしもたくさんあります。僕の文章をチェックしてくれている方でも、たぶんかなりの分量で読んだことのない文章があるはずです。

デザイナーは藤田康平さんです。『ブルックリン・ネイバーフッド』で有名な方ですが、奥様がブラジルに住んでいたこともあって、かなりブラジルにも詳しく、麻生雅人さんの『おいしいブラジル』のデザインもされています。→ http://www.barber-design.com/

カメラマンは安彦幸枝さんです。『SKYWARD』や『TRANSIT』などでお仕事をされてます。写真集『庭猫』も出されていてこれが猫好きにはたまらないと思います。→ http://www.abicosta.com/

編集は筒井奈々さんです。僕の一冊目の『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』を担当してくれた方です。DJやっています。僕のJJAZZブログにもゲスト出演してくれています。→ http://www.jjazz.net/jjazznet_blog/2013/10/bar-bossa-vol24.php

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ええと、自分で言うのもアレですが、かなり気に入っています。ちなみに妻がちらっと読んだようで「今までで一番良いじゃない」と言ってました。

9月9日発売です。よろしくお願いいたします。

『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

#コラム #バーおか


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