お店やるぞ⑪ と4月18日の日記
#小説
【前回までの話】1989年。いつかお店をやってみたいと思った僕(中島)は下北沢の新雪園を出て、コーヒーを飲むためにジャズ喫茶マサコに向かった。
時計を見ると10時半。確かマサコは12時までやってたからまだ大丈夫。下北沢はいつか有名になってやると夢を持った若者達が日本全国から集まってくる街だ。今夜も少ないバイト代の中からひねり出したお金で安い居酒屋やロックバーに行って、朝まで夢の話を繰り広げている。僕はそんな酔っぱらった南口出口の若者達の間をくぐり抜け、下北沢に二つしかないラブホテルの横を通り、マサコにたどり着いた。
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