周りの人間の活躍を眺めていると

※土日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

昨日、終わったNHKの朝の連ドラ『べっぴんさん』の演出が安達もじり(お父さんは鷲田清一)という人で、bar bossa開店当初、もじりくんは学生だったのですが、よく来店してくれてたんですね。

そのもじりくんの友達の友達が、売れっ子編集者で学生の頃からbar bossaによく来店してくれている綾女くんなんです。

どちらも40をこえたばかりで、そのくらいだと組織にいるとちょうどクリエイティブな最前線の仕事をしている頃なんだなあって思いまして。

 ※

ところで僕は47歳でして、僕の周りは組織にいる人はちょうど管理職になり始める頃なんですね。

独立している人は結構「重鎮」って呼ばれ始める頃なんです。

僕の周りを見ていると、「もう自分はこのジャンルで食べていこう」って覚悟を決めてる感じなんですね(例えばワイン業界ならビオのみとか出版業界ならネット関連のみとか)。

そしてもうそのジャンルであればとにかく誰よりも詳しく把握しているし、誰に連絡をとれば誰が動いてくれるかってことも把握しているんです。

で、「自分が手や足を使って何かを作る」というよりも、どちらかと言えば、企画を考えて、誰かに連絡をとったり、繋いだりすることが主な作業で、後はその人たちを効果的に動かす、というのが仕事のようなんです。

 ※

で、そういう40歳くらいで最前線で活躍している人や、僕くらいの年齢でメディアに識者として登場している知人なんかを見ていると、僕自身としてはどうなんだろうと、たまにぼんやりと思うことがありまして。

例えば僕の位置なら、普通は後何軒か新しいお店を作ったり、どこかのお店のプロデュースをしたり、bar bossaというブランドをもう少し大きくしてグッズとかおみやげ用のスイーツを作ってデパートの地下で販売したりとかって感じなんです。

あるいは僕は音楽のこともやれるので、フェスを計画したり、どこかの街や企業に話をもっていったり、海外のアーティストを招致したりって感じでしょうか。

でも、とにかくわかってきたことがありまして、僕は「プロデュース」という能力が皆無なんです。

人を集めてチームを作って、「こういうことをしたい」ってみんなに伝えて、みんなに動いてもらって、何か新しい企画をなしとげるって能力がどこを探してもないんです。

それで、上のようなタイプの仕事は出来ないなあともうわかってるんです。

で、何が出来るかなといえば、毎日、渋谷で「いらっしゃいませ」って言うことと、何か「自分一人だけでやれる新しいコンテンツ」を作り続けるしかないんだろうな、と思ってるんですね。

 ※

昨日も、インスタグラムにアップする「お絵かきの時間」で、やっぱり人の顔を描いてみたいなあと思って、いろんなジョビンとかブロッサムとかの顔が写ったジャケットをトライしてみたのですが、まあうまく描けなくて、それで1時間くらい潰してしまったんです(ついつい自分の能力をこえた新しいことをしたがる僕の悪い癖です)。

そしたら妻に「仕事中の気晴らしで10分くらい絵を描くはずだったのに、それだけ時間を使って夢中になってたら本末転倒じゃない」と言われまして。

なんか新しい知らない何かを全くお金にならないのに一人でうんうん悩みながら作るのが好きなんですよねえ。

まあ、そういう風に好きにやって死ぬまでこの時間を楽しめたらいいなあと思っている47歳の春寒しです。

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「村上春樹の新刊で」です。

ここから先は

134字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。