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リアル店舗は広告、と6月5日の日記

昔、センター街にさくらやという電気屋さんがあって、電池とかちょっとした備品を買いによく使ってたんですね。それがある日、閉店してしまって、「次はどんなお店が入るんだろう」と思ってたら、「洋服の青山」が入ったんです。

「え? スーツとかシャツとかってそんなに売れるものなのかな。センター街の高い家賃、服の売り上げで払えるのかな?」って思って、広告の仕事をしている友人に、その話をしてみたんですね。

そしたら友人がこう言うんです。

「あのお店は広告なんです。渋谷のセンター街って、日本全国から若者が来ますよね。修学旅行なんかでもまず来ます。そしたらセンター街の入ったすぐのところに『洋服の青山』があると、『あ、このお店、うちの田舎にもある。渋谷にもあるお洒落なお店なんだ。じゃあうちの田舎の方で買おう』って思ってくれるんです。別にあのセンター街のお店で売り上げは見込めなくても全然元はとれるんです」

なるほどです。そしてセンター街ってしょっちゅう「テレビで中継」されますよね。NHKの映像に映り込んじゃったら、全国放送で広告してくれます。

あるいは、外国人がたくさんセンター街で動画を撮ってますよね。インスタとかにアップするのかもしれないのですが、みんな「洋服の青山」が写り込んでいます。中国系の人なら漢字でロゴを覚えてしまえば、すごい広告効果ありそうです。

そういう「お店の売り上げ」って関係ない、「広告効果」を狙った「リアル店舗」ってすごくあるそうなんです。

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