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SNSハラスメント(1/4)ばっぷくどん35

高校生にむけて

わたしたちは互いのつながりを、
もっと発展させようとSNSを活用します。

ところがいつの間にかそれが、
自分のプライベートな生活を圧迫することがあります。

これをソーシャルハラスメントと呼びます。

ソーシャルハラスメントに該当します。
 
一方的に友達申請をし、承認を強要する
・SNSの投稿をリアルな場で話題にする
必要もなく、個別にメッセージを送る
・友だちの友だちだからと友達申請する
・友だちの悪口を投稿する
・同意のない個人情報を公開する
・返答を強要する
・既読スルーを認めない
など
 
ハラスメントは、
 
受け取り手が不安や不快に思ったらすべてハラスメントです。
送り手がコミュニケーションだからと考えていても、
ハラスメントに該当することがあるのです。

ハラスメント

たとえばグループLINEとは別に、
トークで友だち申請が来て、
ホントは気が進まないのに、
事を荒立てないように登録するのもソーシャルハラスメントです。

ハラスメントにはいくつもの種類がありますが、
自分がハラスメントをしている自覚がないことが多いのです。

SNSの便利さでもあるけれど、
スタンプや、省略したことばでのやり取りは、
相手の表情や声色が分からず、
やりとりの内容がどんどんエスカレートすることがあります。

他人との関係には“波長”のようなものがあります。

あなたの周りにも、“波長”を合わせることができない人が居ます。

でも、
周りに居るからSNSでのつながりを断れないこともあるでしょう。

その人とのやりとりが、
あなたの気持ちを読み違えられてスタートしてしまうと、
あなたとの“波長”の違いで、
ボタンの掛け違えのままの関係が続いてしまいます。

もしかすると、あなたは苦手だと思っているのに、
断れないだけなのに、
自分に好意があると思い込む人もいます。

相手との関係に波風を立てたくなくても、
内容を誤解されて困った状態がエスカレートしないように、
困ったら必ず断りを入れるようにしてくださいね。

LINEでもインスタグラムでもZでも、
写真や動画を共有することがあると思います。

それをあなたの許可なく
他の友だちやオープンチャットに無断投稿する行為もあるから
気をつけてください。

SNSでは、不特定多数の人が投稿を見ることができます。

そこに自分の写真を無断で投稿されることで、
ひどい精神的苦痛を感じる人もいます。

失敗動画や変顔写真などをSNSに無断投稿することは
名誉棄損になるし、そもそも本人の許可なく投稿したら肖像権の侵害です。

投稿する側は、身内のネタを共有して受けをねらった軽い気持ちでも、
その先で拡散する人もいることを考えておきましょう。

グループLINEではなく、個人間で友だち登録する場合には、
このようなことが起こることを覚悟しておきましょう。

そして、もしソーハラを受けた場合は、
自分だけで解決しようとせず、
必ず、信頼できる誰かに困っていることを伝えるようにしましょう。

一番良いのは
あなたが一番信頼している人に相談し、
必要があれば、友だち間のトラブル解決の専門家である
ソーシャルワーカーに任せることを勧めます。

ひどい状況の場合は警察への相談も考えてください。

ハラスメントを受けた人の44%が
「誰にも相談しなかった」、
その理由を
「相談しても無駄だと思ったから」(67%)としています。

相談を無意味に感じ、
相談以前に諦めてしまう、
また、泣き寝入りするなど、
結果として表面化しない場合もあるようです。

しかし泣き寝入りすると被害は、必ずエスカレートします。

サポート、ありがとうございます。もっと勉強して、少しでもお役に立てる記事を送りたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。