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桃カステラ
桃カステラ(ももカステラ)は、カステラの上にすり蜜(フォンダン)などで桃をかたどったもの(葉や枝は餡などで表現)をあしらった長崎市の郷土菓子。
由来
桃は中国で古くから長寿の縁起物とされており、点心にも「寿桃」や「桃包」と呼ばれる、桃をかたちどった餡入り蒸し饅頭がある。桃カステラは、長崎の郷土菓子であるカステラをベースにしてそれを模した物である。
長崎では、女児が初節句を迎える家庭から親戚知人にお返しとして送る、内祝いの品物として用いられて来たが、近年は節句の時だけでなく、宮参りや婚礼、出産祝い等の時にも縁起物として広く贈答されている。また、県外からの観光客が土産として求めることも少なくないため、一部の菓子店では年間を通じて販売している。
わたしは長崎市の出身。そして甘党。
毎年この季節になると、
桃カステラを想う(笑)
ただし、わたしが転勤した諫早市、
福江島では見たことがない。
ところが二年ほど前、
松浦市内数か所で販売されているのを見つけて購入した。
製造所を見ると、長崎県内にある。
昨年は見当たらなかったけれど、
今年はあちこちで見かけた。
以前、ネットで購入することを考えて検索したら、
全国配送しているカステラ屋があった。
わたしが記憶している値段の4,5倍でした。
わたしが長崎市民であった頃は、
町の菓子屋さんでは、カステラを焼き、
ひな祭り近くになると桃カステラを製造していた。
説明にあるように、初節句のお祝い返しとして
普通に売られていたのだ。
街角の菓子屋では、年中、
カステラの切れ端が経木に包んで店先に置かれていた。
子どもの小遣いでもおやつに買える値段だった。
それが今では一端のお菓子のような価格で売られている。
観光客相手となると、
地元民の口には入らなくなるのだろう。
その点、チャンポンは優等生だ。
長崎の町中にあったチャンポン屋は、
他の個人商店同様に廃業してしまった。
昔は、それぞれの家が
お客が来るときには必ずと言って良いほど
チャンポンか皿うどんの出前を頼んでいた。
店によって味が違うのは、
チャンポン、皿うどんもそうだけれど、
カステラもまた、店によって味が違い、
長崎人は自分御用達の味が一番だと主張していた。
今は、全国展開のチャンポン屋の味が一番だと言う。
カステラも同様。CMソングで歌われるように
カステラ一番の店の味が有名になってしまっている。
わたしのひいきは「松翁軒」
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