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三草二木

薬草に大中小、木に大小の違いはあるが、
雨の恵みを等しく受けて
育って薬用となる。

本当は
法華経の七つのたとえの一つ

本日、11月10日は全国的に雨らしい。
雨の降り方も、それぞれの場所で違うだろう。
そして、そこに生え育っている草木は、
同じ場所に生えていても、
それぞれに違っている。

11月なのに真夏日、とかはあっても、
朝夕の冷え込みを受けて、
翌春、
自身の肥やしとすべく
葉を落とす木々もあれば、
この冬を今の葉で忍ぼうとする木もある。

今日、この雨を受けて、
その落ち葉も次第に砕け始める。

同じ落ち葉を見ても、
見る人によって持つ思いも違う。

何も感じない人
道を汚すゴミとして見る人
雨に打たれる葉に風情を感じる人
わが身になぞらえてメランコリックな想いを持つ人
雨に濡れてなければ、持ち帰るのにと残念に思う人
この葉は、何の木だろうと考える人
ああ、カエデだなと思う人
わたしのように、スマホを向ける人
さらに、noteにアップする人

さまざま。

雨は等しく振り、
木の葉は、ただそこに重なり、
何も言わず、
在るだけ。

これまでも、
これからも。

変わるのは、
見る者のこころ。
見る者の姿。

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