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しおりひも

わたしの読書生活は図書館に支えられています。

作家のひとりに的を絞って、できるだけ発行順に読んでゆきます。

本にもよりますが、一冊は一週間程度で読み終えます。
しかし、一息に読み終えることは難しく、中断するわけです。

文庫本にはときどき、しおりが残っていますし、しおりひもがついた本もあります。
それがない本もあるわけで、ともだち手作りのしおりを活用しています。

しおりがなく、中断が短い場合は頁番号を覚えます。
最近はその数字を忘れてしまうことがあるので困っています。

しおりは、
読んでいる場所を忘れても良いようにはさむ、書き込みをしないメモです。


歳を取るに連れて、わたしが当然だと思って来たことが、他の人には通用しないことがあるのだと分かって来ました。
それほど、他人のことに関心がなかったのだと、思い知らされています。

他人との違いのいくつかは、わたしの発達特性が原因です。
それも、仕事上、自分に発達障がいがあることを知ったから分かったことです。
40年ほど連れ添っている山の神と、話が食い違うことも、実は、わたしの発達特性に原因があるようです。

話の内容に相槌を打つのですが、自分が相槌を打ってしばらくして山の神が何と言ったか、その内容が理解できる。そんなタイム・ラグが、仕事中にも頻繁にありました。

右の耳は、二十歳過ぎに鼓膜が破れて、治療をせず、よく聞こえなくなっています。

話を聞いていて、よく聞き取れない時に、話の腰を折らぬよう聞き直しをしません。しない代わりに文脈から推理して話を続ける癖がついてしまいました。

本と違って、話し中はしおりをはさむことが出来ません。
わたしのワーキング・メモリーは、他の人にくらべて乏しく、
高校時代の三年間、毎週月曜に単語テストがありましたが、ほぼ毎回70点未満で、再試験を受けていました。それくらい暗記することが出来ません。
話の流れについても、覚えていられないので困ります。
どこまで話したかどころか、何を話していたか忘れてしまうのです。

もうひとつ、この記憶力がちいさな困りを生んでいます。
それは、歌詞を覚えきれないことです。

単語テストや、感じの書き取りと違って、歌詞には意味があり、
好きな歌であれば覚えることができるはずなのですが、
うまく行きません。

歌うこと自体が不得手なことがわざわいするのかも知れません。
小三の時に担任から、音楽の授業では歌わなくて良いという指導を受け、
以来、人前で歌うことにとても強いストレスを感じるのです。

記憶とストレスには関係があるようなので、わたしが歌詞を覚えられないことと関係があるのかも知れません。きっとそうです。
歌うことは、スキなのに…

サポート、ありがとうございます。もっと勉強して、少しでもお役に立てる記事を送りたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。