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私的組織論

考えがまとまらないので、とにかく書き出しみることにする

組織というものは何であるか。
組織が形成されるのはなぜであるか。
などということを取り留めもなく議論していこうと思う。

最近、組織に対して等価交換やらどんなベネフィットを与えてくれるかばかりに目を向けた考えが増えている。
私はこれに対して大いに違和感を感じている。

というのも、組織というのは自分たちの欲求を叶えんという意志のもと形成される結果に過ぎないからである。要するにそれ自体が要求の産物なのである。
ここで、自分は組織の形成に関与していないという関与対する無自覚が生じがちなわけだが、組織の形成に対して個人はどのように加担しているのだろうか。
それは、所属するという意思表示によって加担しているとみなすことができる。
そして、義務と貢献を果たすことで組織の持続に加担し、組織の持続とその先にある目的成就によるベネフィットを享受するわけだ。

創始者が存在するため熱量が高く、メンバーも意識が高い
核となる人物が減り、中に残った少数の人で模索している。周りに利己的人材が群がる。

これは至極当たり前な話だと思われていたが、近頃はそうではない。
曰く、自分はそんなきついことをしたくないだの、そんなことをするために組織に
加入したわけではないだのといった具体である。
こういった連中は、いつしか自分が存在しているだけで価値があるものだと思い込み、耳障りのいい話だけをかき集め、組織持続のための義務と貢献を忘れることで、同時にそれを担ってくれている人々の苦労や願いをも忘れる。

人が永続性を持つのは、授け受けするからである。一方が与え続け、一方が受け続けるようになると、これは破滅以外に行く先を持たなくなってしまう。

創造目的を忘れ、動力を失った組織は、停滞しあっという間に静かに破滅する。
現状維持とは紛れもない衰退なのである。

話をまとめると、「何かを得るためには何かを犠牲にする必要がある。そして、これから我々が得ようとしているものは、何かを犠牲にするだけの価値がある。犠牲にしたようでいて、結局何の犠牲も払うことなく全てが自分に返ってくることは後々になってわかることなのだ。世界は誤解でできている。悩め、若人!」ということである。

鮑叔館 珈綺


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