夫婦間で気持ちよく家事育児を分担するために必要なこと

私たちは共働きの夫婦でふたりとも自分のキャリアをとても大事にしているので、わたしはとにかく夫婦間で仕事・家事・育児・自分の好きなことに割り当てる時間やエネルギーを「フェアに」分配することにかなり強くこだわってきた。

育休については、これまで10年社会人として猛烈に働いてきて、せっかく仕事から距離を置けるまたとない機会だと思ったので、本当は二人で1年くらい休みをとりたかった。しかし夫は仕事の状況的にどうしても1年取れなかったので、私が1年、夫が3ヶ月だけ育休をとることにした。(わたしの育休については仕事が恋しくなったらもうちょっと早く戻るかもしれない)。

生後3ヶ月くらい経ってようやく夫婦間の「フェアな」役割分担のバランスが見つかってきた。擦り合わせるためにやっぱり最初は何度かモヤモヤや喧嘩があったけど、今はうまいバランスが見つかってそれなりに二人とも気持ちよく平和に暮らすことができるようになった。

後から振り返ると、気持ちいい役割分担ができるようになったポイントが大きく3つあったと思う。

1. お互いの仕事をリスペクトして感謝する

かなり月並みだけど、お互いの仕事がすごく大変であることを理解して、常に「ありがとう」を口に出して言う、と言うのはやはりとても大事なことだと実感している。1日仕事や育児でへとへとになっていても、不意に「ありがとう、お疲れ様、大変だったね」と言われると、さっきまでやさぐれてた心がふわぁっと癒されていくのがわかる。そして自然に相手を労う言葉が出てくる。

「自分の方が大変なのに・・」と思わずに、相手の仕事ならではの大変さを労う。相手に労ってもらいたいな〜と思ったら、まずは自分が相手を労うとうまくいった!

2. 手伝って欲しい人はちゃんと口に出してお願いする、手伝いたい人は自分で勝手に仕事を探す


「なんで言わなきゃわからないかな・・??」と言うのは夫に対する不満のど定番。つまり、夫は「言わなきゃわからん」生き物だと言う前提で動いた方がうまくいくのだということがわかった。なーんか納得いかないけど、結果的にそっちの方がみんな心地よく暮らせるようだ。

言わなくても以心伝心で私が想像した通りのことをやってくれることを期待するよりも、いかにしていちいち指示を出す手間を省くか?を考えた方が我が家の場合はよっぽど生産的だった。

手伝う方は手伝う方で、「何か手伝えることある?」というスタンスではなく、自分で何ができるのか探して勝手にやるのがいいと思う。それを夫にお願いしたら、「やるべきことを自分で探す。。やるべきことを自分で探す。。」と言いながらリビングをうろうろするようになった。とても可愛い(結局うろうろしているだけの場合がまだ多いけど)。

3. 「私ばっかり育児・・・」ではなく「私だけこんなに子供と一緒にいられる」と言うマインドへのシフト

夫の3ヶ月の育休が終了し、私一人で育休になった最初は「なんで私だけ育児しなきゃいけないんだろう、なんで私ばっかり・・?」って思ってしまうことがあったけど、「いやむしろ、私だけが子供の成長をこんなに間近に毎日みることができている!」ということに気がついてから、本当に驚くくらい一気に全てが好転しだした。平日はできるだけ、夫の朝の時間と夜の時間気持ちよく子供と過ごせるようにできることをやろうっていう気持ちになれた。(もちろん、休日は私も家事育児から解放されたいので、休日は平等に分担するようにしているけど)

最後に、相手が嬉しいことを言ってくれたりやってくれたりした時には、すぐに嬉しかった気持ちや感謝の気持ちを伝えるようにしたのもよかったかもしれない。夫が「今日も一日家のことをやってくれてありがとう」って言われたら、「そう言ってもらえるとすごく嬉しい、ありがとう」って言うと、頻繁に感謝の言葉を口にしてくれるようになった。お互いいい行動を習慣づけるためには、いいフィードバックが大事なんだ。

これから私が仕事に復帰したら、また新しい分担を模索していくことになると思うけど、今みたいに円満にいいバランスを見つけられるといいな。


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