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君の隣。感想

すくなめは一緒に歩くとき必ず腕を絡ませてくる。最初はちょっと苦手だった。林間学校でマイムマイムを踊ったとき、隣の女の子に手を繋ぎたくないと言われ、体操服を一生懸命伸ばして肌が触れないようにしていたことを思い出してしまう。それでもお構いなしにすくなめは腕を組んでくる。いきなりハグしてくるし、急に顔を近づけたりしてくる。それは私が過去を乗り越えるための材料として十分だった。

そんなすくなめの開いた個展「君の隣展」に行ってきた。

セコンドの音が一番好き

 脚本とか脚本の赤ちゃんとか映像とか話したいことはたくさんあるけど、絶対に買って欲しいのでこの個展のタイトルにもなっている「君の隣。」という写真集について語るゾ。

表紙、、、良すぎん?

すくなめの友人との思い出の場所を巡って撮影したというこの作品は、女の子の戯れをテーマにしている。写真そのもののクオリティとか、衣装とかメイクのスタッフワークも素晴らしかったけど、そこは私よりも詳しい人に解説してもらうとして、私は愛の話がしたいと思う。

すくなめは以前「愛とか信じてない、なんでもかんでも愛とか大袈裟だよ!」と話していた。でも私がすくなめと腕を組んで歩けるようになったのは、すくなめからの愛を信じているからである。この作品にうつる女の子はみな非常に距離が近い。それはモデル同士の信頼関係ももちろんあると思うが、カメラを構えるすくなめからの愛を感じていたからではないだろうか。大袈裟でごめんね。愛と一言に言ってもいろんな形があるけど、この作品からはやわらかであたたかみのある橙色のような愛を感じた。受け止めていいんだって安心できる、そんな愛。

この写真集は写真だけでなく文章も最高なのだが、あとがきは絶対に読んでほしい。私がすくなめを好きな理由が8割くらい詰まっている。いっぱい愛されてね。



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