045ジョウザンミドリシジミ

ジョウザンミドリシジミは山地性のミドリシジミの仲間です。
山地のミドリシジミとしては観察、撮影しやすい種です。
雄の活動時間は8時~10時頃で、その時間に比較的低い下草に止まるからです。
テリトリー行動の新鮮な雄です。

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複数の雄が絡んで飛ぶ姿も良く観察されますが、卍飛翔が一箇所で長く続くことは珍しく、飛翔は広角での撮影になります。納得できる写真ではないですが掲載します。

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翅裏はミドリシジミの仲間は同じような模様です。
細かい部分を比較すると判別できますが、翅表と合わせて同定したい蝶です。

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こちらは笹の上でストローを伸ばしています。
水滴は付いていないので、何かの成分を吸汁しているようです。

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雌の翅表は雄のように決まった時間に観察できる訳ではないので運次第です。
標準的な斑紋の雌です。

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こちらは青と赤の鱗粉が載っているのでAB型になります。
出現率はかなり低いと思います。

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ミドリシジミの仲間は平地でも交尾の観察は難しく、行く機会の少ない山地では産卵の撮影も困難です。
撮影できる幸運があれば嬉しいですが、綺麗な雄を見るだけでも楽しい蝶なので今年も会いに行きたいと思います。

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