062ミヤマカラスアゲハ

蝶の人気投票で一位になることも多い美しいアゲハチョウがミヤマカラスアゲハです。
平地でも生息しますが、主に山地で観察する機会が多いです。
低山だと5月に入ってヤマツツジが咲く頃に吸蜜に来ます。
雄は後翅の性標が目立ちます。
雄にしては後翅の赤が目立つ個体です。

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こちらは植栽のツツジで吸蜜する雌です。
春型の雌が一番美しいと言われています。

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同じ個体の吸蜜の合間の飛翔です。
雌の方が後翅の赤が発達して綺麗です。

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後翅の翅裏に白帯があるのも特徴の1つです。
九州では白帯がほとんど消失したり、細くなり、北海道や高標高地では太くなります。
この白帯は標準的な太さです。

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湿った場所で吸水する雄も見かける機会が多いです。
吸蜜している雄に比べると緑色が強く、後翅の赤は全く出ていません。

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大集団の吸水を撮影している人も多いですが、そういう機会には恵まれていません。
2個体だけの吸水が一度あるだけです。

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大集団の吸水、産卵、交尾と課題の多い蝶ですが、普通に撮影するだけでも嬉しい蝶です。
今年は毎年行っている群馬のポイントへ移動の自粛で行っていませんし、埼玉の良いポイントも通行止めで行けませんでした。別の場所でそれなりに撮影機会がありましたが、来年は自由に撮影を楽しめればと思います。

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