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祭りのあと‥自粛後初のイベントを終わって

6月14日の自粛再開後初のイベント「オリジナルオープンマイク」が終わり、その翌日の朝撤収に太子ホールへ。音楽に包まれた熱気は既になく暗闇の中静けさと共に「祭りのあと」はあった。椅子は後で事務局の人がアルコールで拭いてくれるので隅にかためて、ステージの撤収に取り掛かります。

この3カ月はスケジュールは白紙。その3カ月の間に以前より予定していたステージの防音防振工事(第1期)が完成したが、それを試す機会もないまま時は過ぎ。再起動のきっかけになったのが、ライブハウスの再開ガイドラインの大阪モデルの発表、これが公的に一番早い発信でした。

大阪府のガイドラインに基づき、太子ホールの再開プロセスを組み立て、ルールを決定し、知り合いの音楽家にお願いし音や照明、テーブルレイアウトのチェックをしつつその時点でのルールを完成し再起動の時を待ちました。

※5月29日のシミュレーションの模様を書いた投稿

その後も気づいた事や他所を参考にし、対策のバージョンを上げ続けた。この投稿の後からは、非接触型体温計の導入、ボーカルマイクの転換時のエタノールでのクリーニング、テーブル拭き、手指消毒用アルコールの配置箇所の増設等々‥みなさんにもマスク着用やホールに入室する毎の手指消毒などお願いする事も増えました。そして国の再開ガイドラインが発表され、それらをクリアしている事を確認。

ここまでしてライブを楽しまなければならないと考えるとかなり面倒で窮屈ですが、会場の対策と参加者の対策がしっかりできれば、こんなに楽しめるんだなと思った瞬間でもあります。

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※オープンマイクの模様

全ての模様はこちら↓


「やってる感」と信用

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騒動のさなか「○○知事はやってる感ばかり出している」という「口だけ」みたいに中傷めいた書き込みが踊っていた時期があります。政治家だから矢面に立つのは仕方ないですが。国単位の大きな事から地方の一施設の小さなものまで、水面下で動いている事は目に見えないからね。でも後からの裏打ちが出来る「やってる感」を先に出す事は、対策のスピード感を発信するためには大切な事だとも言えます。

今必要なのは、必ず裏打ちの出来る事は前もって公表していく事。出来るかどうかまだ分からないことは決して言わない事。決められたガイドラインより出来る事は一歩進んだ対策をとる事。特に大事なのは施設を清潔に保つ事。うちも既に15年を経過した施設であり決して新しくはないが、事務局が徹底的に掃除に気を使ってくれて、トイレも水垢や臭い一つなく清潔に保たれています。

そんな隠れた裏方作業があってホールへの愛情が誰にもそこかしこに感じられてこそ、対策など言っている事が信じてもらえるのだと思います。

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※万が一自分の施設で罹患者が発生した時のための県の対策

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※地元商工会議所発行のお墨付きステッカーこういうものも、知らない人には「やってる感」の極みだろうけど、実際対策をしているからもらえるものです。

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※椅子を外してテーブルだけの状態はこんな感じ。これで収容人数30ほどです。


この日、地元のケーブルテレビネットワークと中日新聞から取材を受けました。番組の一コーナーと地方版の記事。テーマは、自粛後イベントを再開するにあたっての対策と再開当日の運営者の想い。新聞にはしっかり時間を取って取材していただき、ケーブルテレビには私の作業風景やインタビュー、ライブ風景、出演者には新聞とケーブルテレビのインタビューも受けていただきました。地域の方に少しでも想いが伝わると嬉しいです。


1時間ほどで撤収完了。また元の静けさに戻り、平日のヨガ教室やサークル利用、こども食堂などが少しずつ始まっています。音のある場所としては6月にはもう一本カバーオープンマイクがあります。そして7月にもオリジナルとカバーのオープンマイクを1本ずつ。8月からはブッキングライブも始まります。

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バイバイ次は2週間後だね。


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【追伸】6月16日付中日新聞滋賀版にイベントの模様や想いなど掲載いただきました。

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