Komori

福井県の職員です。 Xデザイン学校受講(2022ベーシックコース、2023マスターコース)

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福井県の職員です。 Xデザイン学校受講(2022ベーシックコース、2023マスターコース)

最近の記事

日常に「うれしい」があること。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#3)

第4回の講師は川口瞬さん。「泊まれる出版社」真鶴出版を運営されています。 以下、印象的だった点を書き留めたいと思います。 印象的だった点1 「ケの日の観光」 深くうなづいた点がこのご発言。 「画一化する世界の中で、日常こそが地域の独自性を感じられる資源である。」とのこと。 ただ、そこに住む人たちの「ふつう」をそのまま見せるのではなく、翻訳し編集する必要もある。 さらに、住む人の日常に立ち入ることにもなるので、一見さんが土足で踏み込めないこともあるだろう。 川口さん

    • 提供と享受が共存すること。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#2)

      第3回の講師はマルティンメンド有加さん。東京の蔵前で、クリエイティブレジデンス「Almost Perfect」をパートナーのルイスさんと運営されています。 築100年の精米店を改装しており、1階がギャラリー、2、3階にスタジオと居室を持つ造りとなっています。 お二人とも別に本業をお持ちで、「楽しくなくなったり辛くなったらやめようと」約束して始められたとのことですが、お話をされている様子から健やかに運営をされているイメージを持ちました。 入居にあたっては希望者のキュレーシ

      • 無計画と偶然を楽しむこと。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#1)

        講座のテーマは「場の編集」。 「場の編集」とは?との問いには、ナビゲーターである「for Cities」の石川由佳子さんと杉田真理子さんらによる定義が示されています。 上記のnoteは受講者募集記事のようですが、遅まきながら第1回講座を受講後に読みました。 内容がオーバーラップする部分もありつつ、初耳のこともあり学びが多く、非受講者の方にもおすすめです。 note記事を読む中で、目に留まった「偏愛」は関心の高いキーワードです。 個人的なことですが、昨年まで福井県庁の観光

        • 日々の違和感に思いを馳せる

          J-WAVEで放送中の「TAKRAM RADIO」。takramの渡邉康太郎氏がMCを務め、毎回ゲストとの対話を届けてくれている。 福井に住む自分にとっては、radikoのエリアフリー又は番組のポッドキャストが同番組を聞く方法であり、併用しながら散歩時などにぼちぼち聞いている。 その196回放送は、同社の牛込陽介さんの回。その中で語られた内容が面白いなと思ったのでここに書き残したいと思う。 隣席にあった「チキンボーン」 話の内容は次のようであった。 ロンドンに住む牛

        • 日常に「うれしい」があること。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#3)

        • 提供と享受が共存すること。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#2)

        • 無計画と偶然を楽しむこと。(編集のレッスン【第3期】 リフレクション#1)

        • 日々の違和感に思いを馳せる

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第4回UXリサーチと調査計画と調査実施

          8月19日(土)に受講したXデザイン学校マスターコース第4回の振り返りをしたいと思います。 1 ユーザー体験における矛盾の発見は良いこと ユーザーは見えていることしか見えていないのに対し、提供者(企業等)は未来を見ている。 必ずしも、ユーザーが「欲しい」と思っているからサービスを提供するわけではなく、未来を見据えてサービスを提供している。 それまでのユーザー体験と異なるものであるのだから、新しいサービスに対してユーザー体験に矛盾やギャップを感じるのは良い兆しなのだとい

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第4回UXリサーチと調査計画と調査実施

          [リフレクション]2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワーク事後研修

          2023年7月29日に参加した「2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワーク」の事後研修のリフレクションです。 この日は、15-17日に実施したフィールドワーク(FW)で集めたデータを、チームごとに分析しソリューションまでをアウトプットする内容でした。 1 改めて視座の重要性 昨年参加した京都におけるFWの反省を踏まえて、視座については気を付けていた。 そのため、現場に入る前にメンバーとじっくり話し合って、それぞれの思いの最大公約数的に「なぜ大三島

          [リフレクション]2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワーク事後研修

          【リフレクション】2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワークDAY1、2、3

          2023年7月15日〜17日に参加した「2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワーク」のリフレクションです。 さて、今回の舞台は尾道から今治までをつなぐ「しまなみ街道」。複数の島を経由して本州と四国を繋ぐものですが、その島の1つが今回のフィールドワーク(FW)の舞台である大三島です。 このFWを通して、島の資源や課題を見出すことを目指します。 FW参加者は尾道に集合し顔合わせ。本研修は大三島まで自転車でたどり着くことから始まりました。ルートは様々です

          【リフレクション】2023年Xデザイン学校校外研修旅行しまなみ海道フィールドワークDAY1、2、3

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第2回UXデザインとビジネスデザインの調査計画

          6月10日(土)に受講したXデザイン学校マスターコース第2回の振り返りをしたいと思います。 1 上司のUXを気にしているか 講義パートで、山崎先生からビジネスインタビューについてご教授いただく中、上司に接する時もUXを気にしているかといった問いかけをされていました。 不意にどきりとさせられました。 とはいえ講義は進みます。その時はメモを控えて思考を広げることはありませんでした。 今、改めて思いを巡らせてみたいと思います。 普段、上司に何か相談をしたい時、まずは予定

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第2回UXデザインとビジネスデザインの調査計画

          「ピアフェス2023」を観覧して

          不思議なイベントだった。 「ピアフェス2023」。2003年に閉店したショッピングセンター(SC)を回顧するイベントだ。会場には当時の写真や関係者のコメントのパネル展示、建物ミニチュア模型などのディスプレイの他、主催者らによるステージイベントなど相当にマニアックな内容だ。 しかし、会場には老若男女、幅広い世代がひしめいていた。主催者も想定外だったのではないかと思わせるほどの賑わいだった。 ピアとは何か。 福井にはイオンがない。正確には、イオン系のウェルシア薬局はあるし

          「ピアフェス2023」を観覧して

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第1回ブートキャンプ

          2022年度、ユーザーエクスペリエンス(UX)の知見を得ようと受講した「Xデザイン学校 ベーシックコース」。浅野先生の厳しくも学びの多い1年間を過ごすことができました。 本業「地方公務員」の自分にとって、縁が遠かったUX。学べば学ぶほど、行政の現場でも必要な知見であると感じています。 ベーシックの受講ですら「おっかなびっくり」でしたが、受講後も「学びつづけること」を実践しようと思案し、無謀にもマスターコースを受講することにしました。 講師は山崎先生で、トライアンギュレー

          【Xデザイン学校マスターコース リフレクション】第1回ブートキャンプ

          学び続けること【Xデザイン学校振り返り#9、10(最終回)】

          1月21日(土)、2月18日(土)に受講したXデザイン学校の第8回および第9回講義の振り返り(リフレクション)を記事として投稿します。(第8回は発表資料作成がメインでしたので、合わせて振り返ります) 第10回は課題提供企業へのプレゼンでしたので、最後2回は、発表モードでピリピリしたムード。 間の1ヶ月も含め、チームで発表資料にブラッシュアップてきました。 今回は、発表および10ヶ月にわたる受講期間で感じたことのリフレクションを綴りたいと思います。 巻き戻しの効かないジ

          学び続けること【Xデザイン学校振り返り#9、10(最終回)】

          JAIST支援機構「地域エディターズスクール」(文化観光)第6回 振り返り

          一般社団法人JAIST支援機構が主催する「地域エディターズスクール」(文化観光)。(監修:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学) 全9回のうち、第5回と第6回のみを受講登録しました。第6回を12月18日(日)に受講したので振り返りたいと思います。 講師は千十一編集室の影山裕樹氏でした。氏のご来歴は以下のとおりです。 「「文化観光の編集とローカルメディアの作り方」について」というテーマでご講義いただきました。 1 ローカルメディアの役割 「ローカルメディアは異なるコ

          JAIST支援機構「地域エディターズスクール」(文化観光)第6回 振り返り

          具体化の思考プロセスから発見を【Xデザイン学校振り返り#8】

          12月17日(土)に受講したXデザイン学校の第8回講義「ペーパープロトタイピング」の振り返り(リフレクション)を記事として投稿します。 1 本当の「ユーザー目線」か 先生のリフレクションでは、とある受講者のリフレクションをご紹介いただきました。 前回までにペルソナを想定して、「彼ならどうするだろう」と想像しながら各種シナリオを書いてきました。 その過程で、「彼なら」と思っていたことが、実は開発者目線の「自分なら」になっていなかったか。そのような気づきをはらんだリフレク

          具体化の思考プロセスから発見を【Xデザイン学校振り返り#8】

          JAIST支援機構「地域エディターズスクール」(文化観光)第5回 振り返り

          一般社団法人JAIST支援機構が主催する「地域エディターズスクール」(文化観光)。(監修:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学) 全9回のうち、第5回と第6回のみを受講登録しました。第5回を12月11日(日)に受講したので振り返りたいと思います。 講師は元NHK金沢放送局 エグゼクティブアナウンサー 水谷彰宏氏でした。 昨年NHKを退社するまでに全国400の自治体を巡り取材をした経験をもとに、「放送の取材・編集から「文化観光」を考える」というテーマでご講義いただきまし

          JAIST支援機構「地域エディターズスクール」(文化観光)第5回 振り返り

          Xデザイン学校校外研修旅行(京都) 最終日 振り返り

          11月23日に受講したXデザイン学校校外研修旅行(京都)フィールドワークとKA法の最終日の内容を振り返ります。 1 一人でリサーチすることの効用 浅野先生のリフレクションとして、まず最初に、「フィールドワークの際、集団で対象を観察していなかったか」と問われました。 一人でないと、感性が鈍るとのこと。集団浅慮によって、個人の感性によるとがった洞察が埋もれて角が取れていくとのことです。 また、一人でないと機動性を失い、瞬間の行動観察を取りこぼすということも頷けました。

          Xデザイン学校校外研修旅行(京都) 最終日 振り返り

          Xデザイン学校校外研修旅行(京都) 京都DAY1、2 振り返り

          11月19日、20日に受講したXデザイン学校校外研修旅行(京都)フィールドワークとKA法の京都1日目、2日目の内容を振り返ります。 学びもさることながら、反省の多い2日間でした。したがって、以下は主に反省文になります。 1 視座を携えて現地に入る なぜその地域を選んだのか。その理由が「視座」。 注意が必要なのが、仮説や先入観、思い込みが入り込まないようにしないといけないということです。 考えも無しに漠然と観察するのではなく、その視座を前提に出来事を捉えていく必要があ

          Xデザイン学校校外研修旅行(京都) 京都DAY1、2 振り返り