3/3(火)

・テレビでN予備校の授業が無料で見られると聞いたので、以前から興味はあったがなかなか手を出せないでいたプログラミングのテキストを読んでみることにした。HTMLと、JavaScriptの導入も導入までしか受けていないので、いまいちどんなふうに役立つのかはよく分かっていないが、新しい知識を手に入れるのはいつでも楽しいものである。4月以降にも役立つ時が来るかもしれない。

・今日は筋トレをオフにした。明日からまた頑張ろうと思う。

・今日はフェミニズム運動、特にKuToo運動にとっては大きな一歩となる1日であった。国会で安倍晋三と厚生大臣が「男性と女性が同じ仕事をしているにもかからず、女性に服装で苦痛を強いることはあってはならないと明確に申し上げたい」という答弁をしたという(朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASN3377HKN33UTFK02C.html)。

・現政権からこのような答弁を引き出せたのは、石川優美さん(以下、石川さん)をはじめとする市民運動の粘り強い働きかけがあったからこそと言えるだろう。尊敬の意を表せずにはいられない。

・石川さんの存在を知ったのは、自分が就活生だった時だ。男女で就活「マナー」に身体的な苦痛を伴うほどの差があるとはつゆとも知らず、大学で日本軍性奴隷制などを含めて「フェミニズム」について多少勉強したつもりであった自分は、自分の浅学さを恥じた記憶がある。そのような気付きを与えてくれたという点でも、石川さんに感謝と尊敬の念を個人的に抱いている。

・一方で、KuToo運動の本質は「ハイヒールの服装規定を廃止する」ことではなく、「女性が自らの表現の根拠を自らに求める権利を回復する」ことであろうと私は解釈している。つまり、フェミニズムが求める男女平等であろう。ハイヒールの強要廃止は手段であるのだろう(もちろんそれ自体も大事な論点である)。女性を「男性の性欲・支配欲を充たす存在」としてしか見ない「男性」に対する抵抗である。

・Twitterを見ているとなにかにつけて石川さんに対する誹謗中傷が目立つ。その中でも容姿に関するものや「自分(男)の同意を求めて来るもの」が目につくが、この「クソリプ」こそまさに石川さんやフェミニズムが闘っているものだと感じている。

・私は、ここで「クソリプ」を送る人々について語るよりも私自身への戒めを記しておこうと思う。女性を「男でないもの」と見る前に「自分とは違う個人」として向き合おうと改めて思う。相手が男性だろうが女性だろうが、まずは相手の権利・尊厳を尊重する事だろう。

・同時に、加害を見て見ぬふりをしないことだ。今はなんとなく「中立」「一歩引いた目」でみることが「分かっている」人と見られる傾向があると個人的に感じている。しかしそれは加害者に与する事とイコールだろう。おかしいと思ったことには声を上げたり調べたりするなかで、自分の知識や認識を更新していきたいと思う。

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