「トルク」重視のスウィープ

気になる表現に出会った。スウィープに関し、いわゆる「回転数」の事を「トルク」と表現する人がいる。10年前にはそんな言い回しはしてなかったと思うが、知らぬ間に流行(?)をみせている。先日聞き知ってやや戸惑った。
 
典型的な用例としては、スウィープで『反復回数を重視するか荷重を重視するか』と言う文脈で、反復回数重視のスウィープを「トルク重視」「トルク勝負」などと用いている。
 
私の理解だと「トルク」とは「回転力」のことである。回転数ではない。いや、それ以前にそもそもスウィープは往復運動であって回転運動ではないのだが、この際、その点は論じないでおく。
 
自転車に例えると踏み込む力がトルク、ペダルを回す速さが回転数で、両者は自転車が前へ進む力を構成する要素だ。
出力 = トルク × 回転数 の式であらわすことができる。そう学んだ。だから、出力向上のためにいずれかを優先する戦略はありだ。
 
ありだが「高トルクなスウィープ」とは(あえて言うと)「体重をかけるタイプのスウィープ」に近い概念であろう。だから用例は『変かつ逆』なのだ。
カーラーには機械工学を学んだ人やクルマ好きの人も結構いるので指摘あっても良いはずだが…
カーリング特別の言い回しなのか?
 
妻に相談したが「そんなのいちいち気にしとるのはアンタだけだ。」とにべもない。そこで娘に相談してみたが、内容的に時期尚早だったようで、良い反応は得られなかった。かけ算を学ぶのは小学2年生からだからと思うが、どうだろうな。
 
2023年4月18日にツイート
 

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