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005.2022年5月|バリアフリー旅行&ユニバーサルツーリズム環境に関するニュースまとめ

【全国バリアフリー旅行情報センター】
2022年5月1日から31日までに配信されたユニバ―サルツーリズム推進(バリアフリー旅行環境促進)に関連する記事をまとめています。少しずつ世の中が良くなってきていることや、全国で共生社会の実現に向けて頑張っている人たちの様子をひとりでも多くの方と共有していきたい!

[5月24日]RESPONSE
福井鉄道に新超低床車F2000形…バリアフリー、省エネ、快適性が向上 2023年春に1編成 福井県の福井鉄道は5月24日、新型車両「F2000形」を2023年春に1編成導入すると発表した。同車は「お客様と環境に優しい車両」として、従来車よりバリアフリー化や省エネ化、快適性を向上させた新超低床車。「FUKURAM Liner」という仮称の愛称が付けられていることから、2013年から導入されている超低床電車F1000形「FUKURAM」の流れを汲む車両の模様で、F1000形と同じく3車体連接構造となっている。

RESPONSE

>>>2021年度以降の新しいバリアフリー目標によって、更に物理的なバリアフリー化が進むと同時に、聴覚障がい者・視覚障がい者への情報保障(特に災害時)や、介助なしで移動できる車いすユーザーが、安全に自由に乗降できる車両やホームづくりが、もっと進むといいなあ。

<参考1>国土交通省のWEBサイトより…バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標の最終とりまとめを公表します!~2021年度以降のバリアフリー目標の整備に向け、最終とりまとめを公表~

<参考2>DPI日本会議のWEBサイトより…2021年からの新しいバリアフリー整備計画が決まりました!(第11回「バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会」(11/18)報告)

[5月21日]広島テレビ
広島県 観光名所・宮島に新たな定期航路 広島県の観光名所・宮島と対岸を結ぶ新たな航路が今日から運行を開始しました。定期運航の新規参入は68年ぶりです。新たに参入したのは宮島と平和公園を結ぶ世界遺産航路を運航するアクアネット広島です。宮島口ー宮島間ではJRフェリーと松大汽船の2つの航路が運航していて、定期運航の新規参入は68年ぶりとなります。これまでの2つの航路では対岸に渡るのにおよそ10分かかりますが、小型船を使う新航路では5分ほどで到着します。一番乗りしたお客は次のように話しています。「(新しい)船が出ると聞いたのでこれは一番目になろうと思って頑張ってきました。コロナの時期で人数が限られるという安心感もありますから需要があればいいなと思う」運賃は片道400円で20分おきに宮島口と宮島を25往復するということです。

広島テレビ

>>>今回、紹介された新規参入の船会社の船舶は、先行している2社のバリアフリー化には及びませんが、今後の取り組みに注目したいです!宮島観光施設(厳島神社など)はのバリアフリー対応は、だいぶ改善されてきていて、島内の宿泊施設にも車いす対応しているものもあります!宮島口からだけでなく、広島市内から直接行くことができる航路もあり、観光ルートの選択肢が増えています!

<参考1>アクアネットひろしま(今回、紹介された船会社)
<参考2>アクアネットひろしま船舶紹介・りうぐう
<参考3>JL西日本宮島フェリー(船舶紹介)は、車いす対応しています!
<参考4>宮島松大汽船(船舶紹介)は、車いす対応しています!

[5月19日]マイナビニュース
JR東海、飯田線の一部対象駅で車いす利用者の列車乗降手伝いを試行 JR東海は19日、飯田線の一部対象駅において、乗務員(運転士または車掌)による車いす利用者の列車乗降の手伝いを6月1日から試行すると発表した。現在、車いす利用者が駅係員不在の駅を利用する際、最寄りの駅係員配置駅から駅係員を手配し、列車乗降の手伝いを行っているが、到着まで時間がかかる場合があった。そこで駅係員の到着を待つことなく列車を利用できるように、一部対象駅において駅設置の携帯スロープを用いた乗務員による列車乗降の手伝いを試行。手伝いに要する時間や手順の改善点などを確認するという。なお、乗務員による手伝いは列車の乗降に限定され、利用にあたってはJR東海テレフォンセンターに事前連絡が必要となる。試行対象駅は飯田線の山吹駅、下平駅、桜町駅、鼎駅、下山村駅、駄科駅、川路駅。6月1日から当面施行される。

マイナビニュース

>>>鉄道会社のバリアフリー化が進むと同時に、赤字路線を継続させるために人件費を減らさなければならないことで、無人駅での乗降サポートのあり方が見直されています。今後、当事者の方々と事業者が知恵を出しながら、改善されることを期待します!

<参考1>国土交通省では、これまで障害当事者団体・鉄道事業者・国土交通省の三者で意見交換会を開催してきました。これまでの意見交換会の議論を踏まえ、この度「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関するガイドライン」を策定しましたので公表いたします。

[5月16日]PRTIMES (公財)横浜観光コンベンション・ビューロー
横浜観光バリアフリー情報ページリニューアル!~車いすユーザーの視点を意識した横浜へのアクセス情報や、英語ページ等を拡充~
公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー(理事長:布留川 信行、以下「YCVB」)は、障がいの有無や年齢にかかわらず全ての方がより安全で快適に横浜を観光できるよう観光施設や宿泊施設の設備や移動経路等のバリアフリー情報を提供している「横浜観光バリアフリー情報」ページの日本語版のリニューアル及び英語版を作成しました。
【横浜観光バリアフリー情報ページ概要】
1.横浜観光バリアフリー情報特設サイト:https://www.welcome.city.yokohama.jp/accessibility/

2.リニューアル内容
(1)「横浜観光バリアフリー情報」日本語ページの拡充
今回のリニューアルでは、スマートフォンやタブレット端末での利用を想定した画面サイズに対応しています。また市内の観光施設・ホテルの付帯設備ごとに検索できる機能を追加しました。さらに横浜市内の「ユニバーサルデザイン(UD)」タクシーを予約できる会社一覧など、旅行に役立つ情報が満載です。

PRTIMES 


[5月15日]デイリー新潮
専門医が「高齢者こそ外出を」と語る理由 「行ったことのない場所」への旅行で前頭葉を活性化  久しぶりに移動等の制限がなかった今年のGW。密になる場が多そうで怖い、と感じた人もいるだろうが、おびえて家にこもっているほうが、健康長寿から遠ざかってしまう。いまこそ外へ! 老年医学が専門の和田秀樹氏が健康増進するための心得を説く。日本人の平均寿命は2020年の統計で男性81.64歳、女性87.74歳で、ご存じのように世界でもトップクラスです。しかし、だれもが願う健康長寿を、この数字が直接表しているかというと、残念ながらそうではありません。心身ともに健康でいられる「健康寿命」は19年の統計で男性72.68歳、女性75.38歳。平均寿命との差が、男性で約9年、女性で約12年あり、それは病気や認知症などでだれかに介助されながら生きる平均期間を表しています。充実した70代、80代をすごせるかどうかは、この期間をいかに元気で健康にすごせるかにかかっています。しかし、高齢者専門の精神科医として約35年間、6千人を超える高齢者を診てきた私は、いま心配でなりません。2年余りにおよんでいるコロナ禍を、いわれるままに自粛してすごした人と、同調圧力にもめげずに動き続けてきた人の間に、大きな差が開いてしまっているからです。「外に出るな」という同調圧力を素直に受け入れてきた70代、80代は、家にこもるうちに足や腰が弱り、前頭葉も刺激を受けず、心身ともに衰えてしまった人が目立ちます。一方、安くて空いているので旅行に行きやすい、などと開き直ってすごした人ほど、いま幸せそうな表情をしています。

デイリー新潮

>>>私が推進しているバリアフリー旅行の原点は、1995年の<今後の観光政策の基本的な方向について(答申第39号)観光政策審議会 平成7年6月2日>で、障がい者や高齢者が旅する意義は、この超高齢社会ではとても大きいと考えています!私が、この世界に飛び込んだキッカケになる出来事のひとつで、たまに読み返すようにしています。

[5月3日]TBSニュース
東京ディズニーリゾートの“知られざるバリアフリー【Nスタ】 東京ディズニーリゾートの内には様々な場所に“バリアフリー”が!車いすでも乗れるアトラクションや音声・字幕ガイド キーワードは「誰ひとり、取り残さない」。みんなで笑顔になれる場所には様々な助っ人が!毎日、全国各地から大勢の人々が訪れる東京ディズニーリゾート。にぎわう園内には、車イスに乗ったお客さんたちの姿も見られます。

TBSニュース

<参考>東京ディズニーリゾートのバリアフリー情報(取り組み)




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全国バリアフリー旅行情報センター/note
要介護のご高齢の方たちが、旅を通して、いつまでも自分らしく、より豊かな人生を過ごすために、noteを活用して全国のバリアフリー旅行情報を発信して、ユニバーサルツーリズムの推進活動に取り組んでいます。

■伴流高志|banryu takashi (プロフィール
1997年より、要介護高齢者及び障がいがある方と、そのご家族の旅行企画・販売(バリアフリー旅行)に携ってきました。介護福祉士の資格を取得し、世界72か国・国内47都道府県すべての地域のバリアフリー旅行(添乗員同行の募集型企画旅行商品)の旅行計画・手配・添乗業務を行ないました。今後は、個人向けのバリアフリー旅行の普及にも貢献したいと考え、本サイト(Note)を運営しています。

■全国バリアフリー旅行情報センター
2020年より、要介護高齢者や車いすユーザーが旅行に出掛ける際の「宿探しの手間」を少しでも省くことを目的に、バリアフリールーム・ユニバーサルルームの設備があるホテルを紹介するサイトを運営しています。(個人)

近畿日本ツーリスト株式会社/ユニバーサルツーリズム推進活動
2018年より、長年取り組んできた(物理的な課題を解決する)バリアフリー旅行*募集型企画旅行から、東京オリンピック・パラリンピックを契機に、超高齢社会や共生社会をキーワードにした様々な社会課題を、異業種や地方自治体と連携しながら解決していく社会課題を解決を目的としたバリアフリー旅行の企画提案を行なっています。また、2019年より、全国の中学・高校・専門学校・大学へ、生徒向けの「心のバリアフリープログラム」企画提案を行なっています。

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