見出し画像

#127 餅きん

 おでんの季節であるのでおでんをつくる。別にしゃぶしゃぶをやろうがルイベを齧ろうがなんでもいいのであるが、作っていると部屋があたたまる。暖房をつけろよスティーブ!
 それにしても餅きんというとモチコチキンを思い出すのだが、これ「モチコチキン」ってなんだっけかと調べると鶏の唐揚げであった。餅粉チキンではぬい。

 弊社のおでんで人気の具材と云うと餅きんが図抜けている。餅きん。餅巾着。あぶらげに餅の入ったやつ。これを干瓢などで口を閉じているから「巾着」なのであるが、まあ餅とあぶらげをだしで炊いたやつだからな。まずいわけがない。

 が、高い。ものすごく、目の飛び出るほど高い。前述の通り「餅とあぶらげ」が、つい2,3年前までは3つか2つで108円(ローソンストア)だったのまでは許容できた。まぁみんな好きだからしょうがねえか、と買うことが出来た。これが、手元の家計簿によると3つで259円(23/10/21)とある。税込み280円。いっこ93円。くわわっ。駄目だ駄目だ! 餅きんいっこと特売のホットヌードルがだいたい同じ値段の世界線におれたちゃ転移しているっ!

 というわけで自宅でこしらえることにした。最前申しますとおり、餅とあぶらげなのだから。MOCHI….AbuRagE…

これをこうして
こうぢゃ!

 餅もあぶらげも半分にするとちゃんとサイズが合う。ようじで留める。
 前述の通り口を閉じていないと巾着ではないとは思うのだが、あのスーパー売りの餅きんの干瓢のキュッとした縛り口はどうやってやっておるのだろう。機械かもしれない。そもそも干瓢ではない、食用の紐かもしれない。まぁなんにせよ、手軽さに重きを置くとようじで刺してしまうのが良い。

 6つ作ったが味に遜色はなかった。ヤングらも文句を云わずによく食うた。
 試行としてはそれで結構なのであるが、油揚げが5枚で88円、餅が1kgで499円(ともに税抜)。1kgというのがくせ者で、ざっと見るに残り15は入っている。もちろん、焼いて食ったり正月に雑煮にしたりしてもいいだろう。

 が、なぁーんか、釈然としていない。

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。