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落語の話

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2014年5月の記事一覧

帯屋久七について思う事(落語の話)

今日はiPhoneで落語を聞きながら残業していた。松喬さんの「帯久」が印象深い。DVDBOXを音だけ録音してitunesに放り込んであるんだけど、この「帯久」、生で見てるんだよなぁ、私。

帯屋久七と言えば、和泉屋与兵衛に何度も金を借り、返すために持参した百両を与兵衛の隙を見て持ち帰り、更に火事で焼け出されて病に倒れ、10年かかってようやく床離れして金を借りに来た和泉屋与兵衛に金を貸すどころか罵っ

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桂雀太さん(落語の話)

桂雀太さんの落語を聞いてきた。雀三郎師匠の三番弟子。

この人の独特の間というか、キャラ設定と言うか、空気感と言うか、そういったものが好み。

まだ「若手」に分類される落語家さんなのだけれど、間をしっかりとって、自分のテンポで話してらっしゃる感じがして。逆に自分のテンポでやっていない感じがしてしまう人はどうも苦手である。師匠から教えてもらった通りにやっているのだろうなと言う人でも面白く感じる人と言

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ディスレクシア

とある方が学習障害(ディスレクシアかな?)なのではないかと思える様な文章を読む機会があり、その方の現在の姿を思い浮かべ、少し心動かされるなどしている。

下手にもったいつけるよりもちゃんと書いた方がいいか。えーとね、今日行った上方落語勉強会のプログラムに桂二葉さんの文章が載っていたの。

で、そこに「義務教育が始まった6歳の頃から文字が苦手でさけまくり、授業で先生に本読みを当てられても無言でにやに

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落語会の雰囲気(落語の話)

今日は大美落語会に行ってきた。第二十回記念公演と銘打たれているが、スペシャルゲストを招くというよりも信頼のおける腕っこきを集めたような番組。ネームバリューだったら次回出演予定と告知されている南光さんの方が上だもんね。今日の出演者は敬称略で二葉、文三、米二、竹林、文太という面々。キャリアの浅い二葉さんはともかくとして、自分の会を積極的にやっている実力派がズラリ。

大美落語会って好きな会なのだけれど

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